バイトを辞めるのが怖いと悩む人は多いです。
初めてのバイトで辞め方がわからない場合や、店長が怖い人だと言い出しにくいですよね。
でも怖い原因を突き止めれば、『円満退職する方法』も見えてきますよ。
なのでまずはあなたがなぜ怖いのか、原因をハッキリさせましょう。
その上で退職するときの流れや手順を知り、わからないことを無くすこと。
どうしても対面で連絡するのが怖いときも大丈夫。
この記事では電話やメールで、退職を伝えるときの例文も紹介しています。
バイトを辞めるのが怖い理由を突き止めよう
なぜバイトを辞めたいのに辞められないのか。
伝えるのを躊躇する”怖さ”の原因を突き止めましょう。
なにが怖いのかを自覚することができれば、対策も一緒に考えることができますよ。
ここでは特に怖い原因となる5つのケースを見ていきますね。
① バイト先の店長に直接で連絡するのが怖い
辞めると言い出し肉のは、店長が怖いからではありませんか?
普段から高圧的だったり厳しい店長だと、自分の意見を伝えるのも躊躇しますよね。
“怒鳴られたらどうしよう”などと不安になれば、勇気を出して伝えるのも難しい。
ただそのまま言い出せずにいると、ずっとそのバイト先で働くことになります。
こんなときはまず伝えるタイミングを考えましょう。
店長の機嫌が良い時や、忙しくないときを狙うのが無難です。
それでも難しかったら、電話やメールで伝えることも検討しましょう。
ただメールとなるとマナー違反で余計に怒りを買うことも考えられます。
なので詳しくは後で解説しますが、メールはアポを取るときに使うのがオススメ。
② バイト先から引き止められる!文句を言われるかもと不安
押しに弱いタイプなら、強気で退職を伝えられないこともあります。
そうなると怖いのが、店長に説得されたり引き留められるケース。
こうなるとズルズルと今のバイト先を続けることになりかねません。
一度引き留められたら、次も”辞めます”と言っても受け入れてもらえないかも。
そんな不安から”辞めたいけど言い出せない”という状況を作ってしまうんですね。
この場合は新人を採用する期間の猶予を作るるのが良いでしょう。
あなたがその新人に仕事を引き継げば、問題なく辞められるはずです。
もし口だけで行動しない店長であれば、強く退職の意向を伝えても構いません。
どうしても難しい場合は退職代行サービスなど、退職のプロに頼むのもおすすめ。
代行サービスなら今日限りでキッパリとアルバイトを辞めることもできますよ。
③ バイト先が人手不足で迷惑をかけるのが怖い
これまでは店長との関係性で、”怖い”と感じるシチュエーションをお話ししました。
でもバイトを辞めるのが怖いと感じるのは、店長に対してだけではありません。
バイト先の先輩や同僚・後輩から、どう思われるかという怖さもあります。
例えばバイト先が人手不足でシフトをギリギリで回しているとき。
そんな状況であなたが辞めれば、残された人はもっとバイトの負担が増えることになります。
そうなるのをわかってて辞めるのだから、反感を買うかもしれないですよね。
“バイト仲間からどう思われるか考えると怖い”と言い出せない状況もあるでしょう。
こんなときも辞めるまでの期間を作るのがおすすめ。
店長に新人を募集してもらい、その新人を育成する期間を空けること。
そうすればあなたも気持ちよく退職できるはずです。
バイト仲間も負担が増えないので、その時期に退職すれば円満ムードになるでしょう。
④ 初めてのバイトで辞め方がわからず怖い
単純に人生で初めてのバイト先を辞めるときは、辞め方がわからないはずです。
これは当然のことで、初めてのことが怖いと感じるのは自然な現象。
なので無理に怖さを振り切ろうとする必要はありません。
大切なのはアルバイトを退職する時の流れを理解すること。
そしてマナー違反の言動や、辞めるときの伝え方などを事前に知っておけば恐怖も薄まります。
バイトを退職する手順や言い方については、後で解説しています。
人生初バイト先を退職するときは、勇気ではなく知識が必要なんですね。
⑤ バイトを始めてすぐ辞めるから怖い?罪悪感など
また罪悪感があるせいで、伝えることに恐怖を覚えることもあります。
例えばバイトを始めてまだ数カ月などで辞める場合。
研修中だったり、誰かが辞めた直後のタイミングなど。
こういったタイミングだと罪悪感が生まれ、言い出しにくいと感じることもあるでしょう。
すぐ辞めなくてもいい場合は、タイミングを少し後にズラしてもいいかもしれません。
でも早く辞めたい場合は、前もって伝えた方が結果的にバイト仲間の負担も減ります。
ギリギリの時期に辞めると伝えると、職場は混乱するんですね。
なのですでに作成されているシフトまでは続けてから、退職するのが良いでしょう。
バイト先の人達も、誰かが辞めることは日常茶飯事です。
そこまで追いつめて罪悪感を感じる必要はありませんよ。
- 店長が怖い
- 引き留められそう
- バイト仲間の迷惑になる
- 初めての経験で辞め方がわからない
- すぐ辞めるなど罪悪感がある
バイトを辞めるのが怖いとき!やるべきことを明確にしよう
退職を切り出すのが怖いとき。
まずは退職するために必要なことを明確にしましょう。
よくわからないままだと、漠然とした不安を感じることになります。
やるべきことがハッキリすれば、あとはその行動に集中するだけです。
① バイトを辞めるのは権利は従業員にある
最初に知っておきたいことが、バイトを辞める権利は従業員にあるということ。
辞めさせてもらえないという状況は、厳密に言うと法律違反となります。
民法627条
引用元 厚生労働省
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
つまり労働者は最短2週間後に退職が可能ということ。
実際は急に辞めるのが困るので、新人を採用するまで待ってもらうケースもあるでしょう。
ですが法律上は、アルバイト側は堂々と辞めることができることは覚えておいた方がいいです。
ちなみに就業規則などに退職の規定があれば、そちらに従った方がいいですね。
② バイトを円満に辞めるために守りたいマナーとは?
法律上は最短2週間で退職できるという話でした。
ただ実際に2週間後に辞めるとなると、職場は混乱します。
なぜなら1カ月分のシフトがもうすでにできているから。
他のアルバイトが予定をキャンセルしてシフトに入ることもあるでしょう。
店長も休日出勤するなどで、穴埋めをしないといけなくなります。
なので一般的にはバイトを辞めるときは1ヶ月ほど前に伝えるのが無難。
1ヶ月あれば新人を募集して採用し育成する期間となるからですね。
次の守りたいマナーとしては、退職を伝える方法です。
基本的に退職など重要なことに関しては、対面で伝えるのが社会人としてのマナー。
LINEやメールだと軽すぎる印象を与えてしまいます。
ただ対面で伝えるとなると怖さが増しますよね。
そんなときはLINEやメールを使って、アポを取るのがおすすめ。
『退職についてお話しがしたい』とアポを取れば、事前に退職の意志をメールで伝えることができます。
そして出勤したときに店長に対面で再度、伝えるという流れになります。
③ バイトを辞めることが決まってから最終出勤日までにすること
退職が決まったら、あとは退職の準備に取り掛かります。
基本的には残りのシフトを真面目に働くのが大前提。
そこから余裕があるときに、少しずつ退職準備を行います。
- ロッカーの整理
- 制服の洗濯
- 新人への引き継ぎ
- バイト仲間に退職を伝える
- 有給の消化
ちなみに最終日には挨拶をすることもあるでしょう。
バイト先の先輩には、シフトで最後に会う日に挨拶をします。
最終日はみんなの前で挨拶をするかもしれません。
事前に簡単な挨拶だけでも用意しておいた方が無難です。
挨拶は難しく考える必要はありません。
感謝の言葉を伝えるだけで大丈夫です。
- 店長に1ヶ月以上前に伝えるのがマナー
- メールやLINEはアポを取るときに使う
- 退職が決まったら退職準備に入る
バイトを辞めるのが怖いとき!電話やメール・ラインの活用法
対面で伝えるのが怖いときは、メールやLINEを活用しましょう。
どうしても対面が難しい場合に限り、電話で伝えるという優先順位となります。
① バイトを辞めるとき電話やメールで伝えるのはマナー違反?
社会人マナーとしては重要な連絡は対面で行います。
アルバイトを辞めることは重要な連絡ですよね?
なので店長に対面で伝えるのが正解となります。
ただいきなり対面で切り出すとなると、怖くて言い出せないかもしれません。
そこで活用できるのがメールやLINEとなります。
メールやLINEを相談のアポを取る手段として使うんですね。
責任者に話しかけるタイミングが取りにくい場合や、店長とはシフトの都合で会えないときも有効。
② バイトを辞めるとき!メール・ラインの例文
ではメールやLINEで何を伝えれば良いのか。
そのポイントは3つあります。
まず1つ目は退職意志が固いこと。
悩んでいるというニュアンスだと、説得される可能性もでてきます。
なので退職を決定事項として報告しましょう。
2つ目は期日を伝えること。
店長はシフト調整などがあるので、できるだけ早く正確に希望退職日を伝えた方がいいです。
3つ目は詳細を会って話したいとアポを取ること。
あくまでメールやLINEは、アポを取るために使ったということを強調しましょう。
この3つを踏まえると、以下のような例文となります。
こんな感じで①辞めること・②期日・③対面で相談したいの3つの流れで文章を作ります。
この例文を使って、あなたの言葉に置き換えて文章を作ってみてください。
③ バイトを辞めるとき!電話の例文
できれば電話より対面で伝えた方がいいです。
ただシフトの都合で店長と合わないときや、引き止められる場合は電話でも可。
このときは注意点が2つあります。
まず1つ目は電話する時間帯について。
店長が暇な時間帯に電話をするのが理想です。
お客さんが多くて忙しい混雑する時間帯は避けましょう。
2つ目は退職理由を用意しておくこと。
電話で伝えるとなると、『なぜ辞めるの?』と理由を聞かれることもあります。
なので慌てないために、事前に退職理由も用意した方がいいんですね。
- 学業との両立が難しくなった
- 大学受験に専念したい
- 就職活動に専念したい
- 時間割が変わってシフトに入れない
- 体調を崩してすぐ回復しそうにない
勉強・就職などを理由にすると、アルバイト側が強く引き止められません。
それらを使って例文を作ってみました。
こんな風に理由を聞かれることを前提で考えておきましょう。
もし退職理由をしっかり準備したいなら、以下の記事も参考になります。
- 対面で伝えるのが理想
- メールやLINEはアポを取る目的で使う
- 電話で伝えるときは退職理由も準備しておく
バイトを辞めるのが怖いとき!やってはいけないNG行動
怖いからといって、やってはいけないことがあります。
どうしても連絡ができないときに、多くのアルバイトがやりがちな行為です。
長期的に見ると、あなたにメリットはない行動なので辞めておきましょう。
① バイトを辞めたいと言えないから親に言ってもらう
親にバイトを辞めると言ってもらうのは悪手です。
親が言ったからといって、確実に退職できるわけではありません。
それに親に言ってもらうと、次のバイト先でも辞めるときに親を頼ってしまう。
そうすれば自立するチャンスを逃すことになります。
残りのシフトに出勤することも考えると、親に言ってもらうのはメリットはありません。
それなら退職代行サービスなどで即日退職した方がいいですね。
② バイトを辞めたいのに言えないからと無断欠勤する
言い出せないけど辞めたい
そう思った人がやりがちなのがバックレです。
ただこのバックレはメリットが1つもありません。
まず無断欠勤は職場に迷惑がかかります。
当日に急にシフトを増やしたり、休日出勤する人がいるかもしれません。
人手不足で臨時休業となったら、1日分の損失も出てしまいますよね。
無断欠勤が続けばバイト先から連絡がくるでしょう。
そのときに結局、アルバイトの退職について話さなければいけません。
それなら最初から無断欠勤しないで、店長に相談していた方が円満ですよね。
バイト先からの連絡を無視すると、履歴書に書いた実家に来ることも。
制服などの返却など退職準備はあるので、バックレてそのまま辞めることはできないからです。
家に来られると親にもバレるし、親からも怒られることになる。
このようにバックレをすると、当日は休めますが、その後が大変です。
③ 辞めたいと言い出せずバイトを続ける
辞めたいと言えずにタイミングを逃し、ズルズルと働き続けるのも辞めましょう。
もっとあなたに合ったバイト先で働くチャンスを逃すことになります。
アルバイトを辞めること自体は問題行動ではありません。
バイト先の人達もいつかは辞めると覚悟して雇っています。
今回お話ししたように手順を踏めば、店長も納得してくれるはず。
我慢して耐えても、今のバイト先で得られることは少ないでしょう。
- 親に言ってもらう
- 無断欠勤する
- 辞めれずに働き続ける
バイトを辞めるのが怖いときは理由別で対処していこう
バイトを辞めるのが得意な人はいませんw
特に初めてのアルバイトなどで退職経験がなければ誰だって怖いです。
そんなときはなぜ怖くて躊躇しているのか原因を探ってみましょう。
店長が怖いタイプであれば、機嫌がいいタイミングを狙って伝えるという方法があります。
すぐ辞めるなどで罪悪感があるときは、残されたシフトをきっちりこなすこと。
そして仕事の引き継ぎなどを積極的に行い職場の負担を軽くしましょう。