バイトを辞めるのってもったいないのか?
就職や受験を控えていれば、アルバイトを辞めるタイミング。
でも飽きたとか慣れないなど、何となくの理由でバイトを辞めてもいいのでしょうか。
今回は後で後悔しないため、『バイトを辞めるか迷うときの判断』を紹介。
まずはバイトをすぐに辞めるのはもったいないケースを見ていきましょう。
そしてバイトを辞めるか迷っているときの、思考の整理術を実践していきます。
その上で”辞める”と決めたら、円満退社できるようスムーズな報告や退職準備へ進みます。
バイトを辞めるのがもったいないケース3選
まずは今すぐバイトを辞めるのがもったいないケースを見ていきます。
あとで後悔したり、また新しいバイト先で同じ理由で退職する原因になるかもしれません。
少し冷静になり、バイト先での不満や悩みから距離を置きましょう。
① 新人でバイトをすぐ辞めるのは甘え?解決しやすい悩みが多い
始めたばかりのバイトをすぐ辞めるのはもったいないです。
なぜなら始めたばかりのバイトで抱える悩みは、いずれ解決することが多いから。
- 仕事を覚えられない
- ミスが多い
- 職場に馴染めない
こういった悩みは1日ごとに改善されていきます。
少しずつ仕事を覚えて、職場の人とも話せるようになっていくもの。
新人時期に”バイトが合わない”と判断して辞めるのはもったいないんですね。
こういった悩みはアルバイトを変えても、また同じ悩みが降りかかります。
なので今すぐバイトを辞めるより、少しでも早く仕事に慣れる工夫をしましょう。
参考⇒バイトが辛い!始めたばかりの新人が嫌な時期を乗り切るコツ
② 長く続けたバイトで刺激がない!飽きたからと辞めるのはもったいない
逆にずっと同じバイトを続けて飽きた場合も同じです。
飽きたからとすぐ辞めるのも後悔しやすいんですね。
なぜなら新しく始めるバイトが、今より満足するとは限らないから。
飽きるということは、職場での時間がすべて想定内であるということです。
なのでストレスもなく頭を動かさずに働くことができるということ。
これは飽きてつまらないという見方もできますが、別のことに取り組む余裕があるとも言えます。
アルバイトは固定収入として割り切って、プライベートで刺激を求める。
そうすれば今のアルバイトに飽きたとしても、辞める理由にはなりません。
もしそれでもバイトを辞めたいのなら、一時的にバイトを掛け持ちするのがおすすめ。
別のバイトをすれば、今のバイトの良いところを再確認できます。
その上でどうしてもつまらないなら、そのときに辞めることを検討しましょう。
③ バイトに行くのがなんとなく嫌!特に理由なく辞めるのももったいない
特に理由がなくバイトを辞めるのももったいないことが多いです。
例えば働くモチベーションがないとか、出勤が憂うつなど。
こういった”何となく”の原因は、バイト先以外にある場合もあるんですね。
- 寝不足が続く
- 慢性的なストレスがある
- 運動不足
- プライベートの人間関係が上手くいかない
このように生活全般で悩みを抱えていると、働く意欲がわきにくくなる。
そうなると『バイトが嫌なんだ』と、原因がすり替わってしまうことがあるんですね。
まずは睡眠をしっかりとり、そのために日中に体を動かしてみることから始めましょう。
いつもよりたくさん動いて寝れば、自然と働くモチベーションも生まれていきます。
“何となく嫌だから”という理由で辞めると、他のバイトをしても似た悩みを抱えることになりますよ。
- 新人ですぐ辞める場合
- 飽きやつまらなくなった場合
- 働くモチベーションがない場合
バイトを辞めるか迷う!辞めるか辞めないかの判断基準について
まだバイトを辞めるかどうかで悩むとき。
そんなときは頭の中だけで考えても解決しにくいです。
紙に書いて目で見えるカタチにすると、頭もスッキリしますよ。
そこで次はバイト先を続けるか辞めるかの判断をしていきましょう。
① メモにバイト先への不満を書いて数値化しよう
まずはメモ帳やスマホのメモアプリを使います。
メモ帳にバイト先で感じる悩みを、できる限り書き出していきましょう。
これまでの仕事中に感じたストレスを、仕事内容や人間関係など関係なくリストアップします。
以下の悩みは、私がバイト時代に感じていた不満になります。
- 毎日同じ仕事で飽きる
- 学校から近いが家から遠い
- 店長と波長が合わない
- 接客でクレームがある
- トイレ掃除が面倒
- 仕事をしないパートさんがいる
- 食器洗いで手荒れをする
- 暇なときと忙しいときの落差が大きい
このように誰に見せるわけでもないので正直に書いていきましょう。
そして一番の悩みを100として、次は100点満点で数値化していきます。
数値が高い順に並び替えると、バイト先での不満が整理されていきますよ。
- 接客のクレームがある(100)
- 仕事をしないパートがいる(60)
- 店長と波長が合わない(50)
- 毎日同じ仕事で飽きる(30)
- トイレ掃除が面倒(30)
- 暇なときと忙しいときの落差が大きい(30)
- 食器洗いで手荒れする(10)
- 学校から近いが家から遠い(10)
悩みを書き出して数値化すれば、1つ目のステップは完了。
次はこの悩みを少しでも軽減できないか考えて行きます。
② 改善できる悩みなのにバイトをすぐ辞めるのはモッタイナイ
次は先ほどの悩みを数値を下げられる方法を考えて行きます。
悩みを解消できたり改善できるのに、それをやらずにバイトを辞めるのってもったいないですよね。
悩みを何とかしようとする姿勢がなければ、バイトを変えても似たような状況で辞めがち。
そうなると辞めグゼがついてしまうので避けたいところです。
そうならないためにも、まずは自分の悩みを改善する方法を考えてみましょう。
⇒厨房に異動できないか相談してみる
⇒その人が入る曜日や時間帯を避ける
⇒店長が休みの日に出勤する
⇒新しい仕事を教わる
⇒後輩に仕事を教えて振る
⇒暇なときは掃除など細かい仕事をする
⇒ゴム手袋を使う許可をもらう
⇒移動中の電車でNetfixを見る
こんな風に悩みを解決したり軽減できる方法を考えます。
その後は実践しやすいものを試してみて、悩みが減るか確かめていきましょう。
先ほども言いましたが、新人時期の悩みは真面目に働いていれば自然と解決しやすいです。
自らアプロ―としたいのは長年働いた中で生まれるバイト先での悩みですね。
自ら働きかけることで、1週間~1カ月でどれだけストレスが減るか検証してみます。
1ヶ月後にどれだけ数値が少なくなるか、もう一度書き直していきましょう。
そうすれば意外とバイトを辞めるまでもない悩みになる可能性もあります。
③ バイトを辞めるべきサインとは?解決できない悩みを我慢しない
先ほどのように自力で解決しようとすると、全てが上手くいくことはありません。
特に人間関係の悩みは、あなただけの努力で解決しづらい。
そのように解決できない悩みが残ったときは、バイトを辞めることも検討しましょう。
新しいバイト先でなら解消される可能性もあります。
⇒厨房に異動をお願いしたが断られた
⇒どうしても店長といるのが辛い
⇒新しい仕事も特にないと言われた
⇒繁盛期はお店側がコントロールできない
このようにアプローチしたけど解決しなかった。
そんなときは、今抱えている悩みがないような新しいアルバイト先を探す価値があります。
また以下のような悩みも、あなたの努力で解決しづらいと言えるでしょう。
- シフトが希望通りにならない
- バイト先が遠い
- ハラスメントがある
- どうしても苦手な仕事がある
ただ辞めると決断する前に、1つだけ確認したいことがあります。
それが今のバイトをこのまま続けることで得られるメリット。
メリットもリストアップして、不満を照らし合わせると比較しやすいですよ。
- 来年に時給がアップする
- バイト仲間と離れずにすむ
- 働き方のペース配分が崩れない
メリットとデメリットを比較して、デメリットが多い。
そうなるとアルバイトを辞めた方がいいですね。
特にシフトの悩みは、あなたが無理をするとプライベートに影響が出てきます。
なので早めに決断して、もっとマイペースに働けるアルバイトを探した方がいいでしょう。
- バイト先の悩みを箇条書きにして数値化する
- その数値を減らせないか解決策を考えて実行する
- 実行してみて数値が減ったかもう一度考えてみる
- 今のバイト先を続けるメリットも挙げていく
- 不満とメリットを比べて不満が大きければ退職へ
バイトを辞めると決めたら行動は早い方がいい!時間がもったいない
もしバイトを辞めると決断したのなら、行動を早い方がいいでしょう。
今の職場に我慢して働いている方が、時間がもったいないです。
ただお世話になったバイト先には変わりないので、円満退職を心がけましょう。
そのために重要なのは、辞める時期や退職準備となります。
① バイトの退職は早めに伝える!有給や最終出勤日を相談
バイトを辞めるときは、基本的に1カ月前に伝えることが多いです。
なぜなら1カ月以内に辞めるとなると、シフトに穴を空けることになるから。
次回以降のシフトなら、あなたがいなくても調整できるでしょう。
ただすでに作成したシフトであれば、急な変更をするのは店長に負担をかけることになります。
なので1ヶ月後を目安にアルバイトを辞めたいと伝えるのが良いんですね。
伝える人は店長など、バイト先の責任者になります。
一番偉い人に対面で伝えるのがマナー。
(ただシフトの都合で会えないとなるとLINEなどでアポを取ることも可能です)
店長が納得してくれるかどうかは、退職理由によっても変わります。
例えば『しんどい』とか『大変』と言えば、『シフトを減らしても良いから続けてほしい』と説得されるかも。
なので退職理由としては、学業や就職といったやむを得ない理由を用意しましょう。
退職の意志を伝えたあとは、最終出勤日など細かいことを相談します。
有給があればこのタイミングで使わせてもらいましょう。
参考⇒バイトを辞めたいけど言えない!言い出せない原因とアプローチ
② アルバイト先での残された期間の過ごし方!退職準備や引継ぎ
退職が決まったら、いつもとは別の仕事が出てきます。
まずは退職準備。
ロッカーの整理や、制服を洗濯して返却できるようにしておきましょう。
私物も少しずつ持ち帰っておかないと、最終出勤日に荷物が多くなります。
あとは後輩への引き継ぎも重要な仕事となります。
あなたが退職してから仕事が回らなくなると、何か申し訳ない気持ちになりますよね。
気持ちよく退職するためにも、あなたの仕事を後輩に教えてあげましょう。
バイトを辞めるときは、最後の挨拶もあるかもしれません。
ただスピーチなどは不要なので、簡単な挨拶だけとなります。
③ バイトの退職までに次のバイト先の候補を見つけよう
もし新しいバイトをするつもりなら、退職までに候補を絞った方がいいです。
アルバイトを辞めても、すぐに新しいバイトが見つかるとは限りません。
期間が空くほど、バイト代がなくなり生活が苦しくなりますよね。
なので退職するまでに、いくつか候補を絞っておきましょう。
今回のアルバイトを辞めるキッカケとなった理由がないか確認します。
接客業でれば下見をして、従業員の人の働き方や雰囲気を確かめることができますよ。
このように辞めると決めたら、できるだけ早い報告が円満退職の鍵となります。
もし店長に切り出しにくいなど悩みがあれば、以下の記事も参考にしてください。
- 1か月後の退職を報告する
- 店長に対面で伝える
- 退職理由は学業や進路を絡める
- その後は退職準備や引継ぎを行う
- 新しいバイトをするなら候補も探しておく
バイトをすぐ辞めるのはもったいない!軽減できる悩みかを見極めよう
バイトが嫌だからとすぐ辞めるのはもったいないです。
特に新人時期のバイト先の悩みは自然と解決しやすいもの。
なのですぐ辞めても、また新しいバイト先で似たような悩みに苦しむことになるんですね。
まずはバイト先での不満をリストアップしましょう。
そしてストレスを数値化して、その数値を下げるための解決策を考えます。
実際に実行して悩みが軽減すれば素晴らしいこと。
どうしても悩みが解決できない場合は、そのときに退職を検討しましょう。
辞めるときは、事前に余裕をもって伝えれば受け入れてもらいやすいです。
バイト先の悩みで解決しにくいのは人間関係やシフト関連。
特にシフトについてはその職場の慣習みたいなものもあるので、相性が悪いとずっと苦しむことになるかもしれません。