最近、バイトに行くのが憂うつになってきた。
アルバイトをしていると、モチベーションMAXで出勤できるのは稀です。
バイトをしているほとんどの人が、自分の気持ちに折り合いをつけながら働く日々。
でもそれにしても、バイトに行きたくない状態が続くのは危険です。
ストレスで心身に負担がかかったり、プライベートにも悪影響を及ぼすことになるから。
そこで今回は『バイトに行きたくないときの対応』について考えて行きましょう。
まずはなぜバイトに行くのが嫌なのか、その原因を突き止めること。
そしてその上で働き方やシフトの組み方などを調節して、負担が少ないバイト生活に切り替えましょう。
どうしても改善できないなら、バイトを変えるという選択肢も検討すべきです。
バイトに行きたくないのはなぜ?ストレスの原因を知る
まずはなぜバイトに行きたくないのかをハッキリさせましょう。
以下の5つの原因で、バイトへのモチベーションが下がることが多いです。
何か一つに当てはまるか、複数の問題が絡んでいる可能性もありますよ。
① 新人バイトは憂うつ?ミスや仕事が覚えられないプレッシャー
バイトを始めたばかりで慣れるまでの期間は、大変だと感じることが多いです。
仕事も初めてだし、職場の人間関係も途中参加で作っていかないといけない。
転校生のような気分で働きにくいし、ミスをして怒られることもある。
こんな状態が続けば、『もうバイトに行きたくない』と思うのは当然です。
- ミスをして自己嫌悪になる
- お客への接客が上手くいかない
- 仕事が覚えられない自分にイライラ
最初から仕事を覚えられる新人スタッフはいません。
つまりバイトをしている全員が、そういった新人時期を乗り越えて今があります。
なのでミスをしたり、仕事を覚えられない自分を責める必要はありません。
先輩や社員さんに質問して、少しずつ覚えていけば問題なし。
大事なのは昨日の自分より少し成長することです。
少しずつ成長すれば、いずれ一人前に働けるようになりますよ。
その間はできるだけ繁盛期にシフトを入れないようにしましょう。
繁盛期だと、先輩たちも後輩の面倒を見る暇がありません。
平日など暇な時間があるときの方が、ゆっくりと仕事を覚えていくことができます。
(シフト調整については後で詳しく解説しています)
この段階でバイトを辞めるのはもったいない。
別のバイトをしても、また一から仕事を覚え直すので逆にシンドイですよ。
② バイト先の人間関係に不満?怒鳴られるなど店長が怖い
バイト先の悩みは仕事だけではありません。
人間関係での不満も、出勤へのモチベーションを下げる原因となります。
とくに社員さんや店長など目上の人との相性は大事。
- 店長が怖い
- ミスをすると怒鳴られる
- 客のクレームが嫌
新人の時期で馴染めないのは、ある意味で当然のことです。
少しずつ距離が縮まり、いずれ楽しく働けるようになるでしょう。
ただ明らかに苦手な人がいる場合は話は別。
シフト調整して、その人の出勤日を避けるなど工夫が必要です。
相手を変えることはできません。
なのであなたが働き方や接し方を変えて、ストレスを減らせないか考える必要があります。
③ バイトになんとなく行きたくないのは甘え?
特に理由がないのに、バイトに行きたくない日だって当然あります。
仕事に大きな不満もないし、職場の人間関係も普通。
でも最近少しずつ、バイトへのモチベーションが薄れてきたというパターン。
これは日常生活の乱れが、仕事へのモチベーションを下げているかもしれません。
不健康な生活習慣を続けていると、意欲は減退してしまうんですね。
- 夜更かしが続く
- 体を動かさない
- ジャンクフードばかり食べる
まずは1週間ごとに、10分ずつ早寝早起きにしていくのがオススメ。
いきなり切り替えるのは難しいですが、10分早く寝て10分早く起きるのは簡単です。
そこから始めて朝散歩など、自律神経が整う行動をとりましょう。
そうすれば心身がリフレッシュされ、勉強やバイトへの意欲も自然と出てきますよ。
④ バイトに慣れて飽きた!刺激がないと行きたくない
バイトをしたばかりの頃は、わからないことが多くて大変だった。
この新人時期も出勤意欲は湧きませんが、慣れすぎても逆に働くのが辛くなりますよね。
何度も同じ作業を繰り返し、何度も同じことをする毎日。
成長している実感もないし、仕事も飽きたし、人間関係も刺激がない。
こんな状態が続くと、『このままで良いのか?』と不安を感じバイトにも行きたくなくなります。
- 同じ仕事に飽きた
- 人間関係が固定され面白くない
- 毎日同じことの繰り返しが嫌
バイトを変えるという選択肢ももちろんあります。
でも最初は働き方を変えられないか考えてみましょう。
例えば同じ職場でも午前に働くのと午後に働くのは、仕事内容がガラっと変わります。
働く人も変わるし新鮮な気分になれますよ。
また店長に相談して、別の仕事をさせてもらったり、新人の育成に係るという方法もあります。
そういった解決策を試して、それでも効果がなかったら別のバイトも検討しましょう。
バイトを辞める理由は、進学や就職以外でも問題ありませんよ。
⑤ バイト以外の関りが面倒!同僚との飲み会や遊びなど
アルバイト中は不満がなくても、それ以外で嫌なことってありますよね。
バイト同士で交流がある場合など、従業員同士の付き合いって憂うつに感じる人もいます。
オンとオフを切り替えて働きたい人にとっては、以下のような状況は苦痛なはず。
- 仕事終わりの飲み会
- 新人の歓迎会
- 先輩の送別会
- 忘年会と新年会
- 旅行
アルバイト先で友達が欲しい人にとっては、こういったイベントがあった方がいい。
でもお金稼ぎを優先している人にとっては、残業代も出ないこういったイベントは憂うつ。
まずはイベントがある日に予定を入れるという作戦がおすすめ。
授業や別のバイトなど、断りやすい予定を入れられないか考えます。
無理そうなら他のアルバイトも検討しましょう。
オンとオフを切り替えて働ける職場の方が多いので、バイトを変えると解決する問題ではあります。
- 働き始めで慣れない環境
- 苦手な人間関係がある
- 心身が不調で意欲がわかない
- 仕事に飽きて新鮮味がない
- バイト以外の交流が面倒
バイトに行きたくない!毎回のようにストレスを感じるときの応急処置
バイトに行きたくないと感じるのは誰もが経験すること。
でもずっと続いたり、心身に影響が出るとヤバいことになりかねません。
バイトが憂うつなときの危険サインや、避けたい行動を見ていきましょう。
そうすれば自分の疲れや状況を客観視して、冷静な対応ができるようになります。
① バイトが嫌で泣くなど情緒不安定になる
ストレスを受け止めきれないと、感情があふれ出してしまいます。
バイトが嫌すぎて、感情がコントロールできないときは発散方法を考えましょう。
- 涙が出るほど嫌だ
- ずっとイライラしている
- バイトがない日も憂うつ
ストレスを発散するときに、心理学的に有効なのがコーピングという技術です。
紙とペンを用意して、とにかくストレス発散方法を書くというもの。
実行しなくても書くだけで、『大丈夫だ』と思えてストレス緩和に繋がるんですね。
- 友達に愚痴を聞いてもらう
- カラオケで叫ぶ
- 美味しいランチを食べる
- 公園でボーっとする
- 好きな音楽を聴く
また私個人のオススメは、誰にも見せない日記を書くという方法。
思いっきり不満やイライラを書いていくだけでも少しはスッキリします。
それを数か月後に見直すと、『こんなことで悩んでいたな』と懐かしくなり自分の成長も実感できますよ。
② バイトへの憂鬱が1カ月以上続くとき
行きたくない状況が1ヶ月以上続くのも危険です。
基本的には仕事の悩みは、時間が解決してくれることも多いんですね。
新人時期の悩みや人間関係なども時間が解決してくれるもの。
- 仕事を覚えられない
- 働き始めてでミスがある
- 人間関係に馴染めない
ただ時間で解決できない悩みもあります。
そういった悩みなら、ストレス対処にも限界があるんですね。
- どうしても嫌な仕事がある
- 苦手な人がいる
- 職場の騒音や悪臭が嫌
時間で解決できない悩みに耐える必要はありません。
バイトを変えることも検討しましょう。
特に接客業などは定番バイトですが、合う合わないがハッキリでる仕事。
飲食以外のバイトもたくさんあるので、そちらも探してみませんか?
③ バイトに行きたくないからと無断欠勤はヤバい
バイトに行きたくないストレスを溜め続けると、自暴自棄になります。
するとバックレしたり無断欠勤する人も。
ただこういった無断欠勤はリスクしかないんですね。
親や学校など緊急連絡先に電話されると大事になります。
なのでバイトに行きたくないときは、シフト交渉をしてみましょう。
忙しい日を避けたり、シフトを減らして要素を見る。
そして長期的には、別のバイトに切り替えるということもできます。
- コーピングでストレスを発散する
- ずっと同じ悩みがあるならバイトを変える
- バックレはしない(シフトを減らしてもらう)
バイトに行きたくないときどうする?根本的な解決案
先ほどはストレス発散など応急処置の対応でした。
最後はバイトに行きたくない原因を踏まえて、どうすれば解決できるか見ていきます。
大きく分けると働き方を変えるか、仕事を変えることになります。
① バイト前後の過ごし方を変えるとリフレッシュできる
- 働き始めで慣れない
- バイトに飽きた
- なんとなく行きたくない
こういった原因に効果的なのが、新しい刺激を入れること。
新しい刺激を入れると、バイト自体は変わらなくても新鮮さが得られます。
- バイトの最寄り駅を散歩する
- バイト帰りに買い物をする
- いつもと違う道で帰りカフェに寄る
バイト前やバイト終わりの行動を変えると、それがモチベーションになります。
とくに散歩など体を動かすことは、心身のリフレッシュに繋がるのでおすすめ。
バイトは変えなくても、その前後の行動を変えてリフレッシュしてみませんか?
② バイトで得られる報酬は2パターンある
- 働き始めで慣れない
- バイトに飽きた
- なんとなく行きたくない
先ほどと同じ悩みに効くのが、報酬を意識するというもの。
人間が感じる報酬って、内的報酬と外的報酬の2つがあるんですね。
内的報酬は自分の心で感じる報酬。
- 成長する実感
- 達成感
- 自己肯定感
一方で外的報酬は世間的な報酬となります。
一時的なモチベーション低下には外的報酬が効果的。
『今日のバイト代で何を買おうかな』と考えると、バイトに行く気も出てきます。
長期的なモチベーション低下には内的報酬を考えましょう。
仕事を変えてもらったり、バイトの目標を自分で作るなど成長している実感を得れば問題は解決します。
内的報酬が得られないとなると、別のバイトに切り替えるという選択肢もありますね。
③ バイトのシフトを変える!人間関係の悩みに効く
- 働き始めで慣れない環境
- 苦手な人間関係がある
こういった原因なら、シフトを変えるとストレスが減らせます。
曜日や時間帯を変えて、ストレスから離れてみましょう。
仕事に慣れるまでは、平日などお客さんが少ない曜日がおすすめ。
慣れていけば少しずつ土日や夕方など繁盛期で実践を積んでいきます。
嫌いな人がいるなら、その人のシフトの傾向を見て、1日でも避けるようにシフトを組みます。
相手が必ず出勤する曜日があったり、必ず休む曜日を把握すれば対応しやすいですね。
シフトを変えてもストレスを0にはできません。
でもストレスが減れば『自分でも対処できる』と自信に繋がりますよ。
④ ずっとバイトに行きたくないならシフトを減らす
- 心身が不調で意欲がわかない
- ずっとモチベーションが低い
こんな場合はシフト自体を減らせないか交渉した方がいいです。
体を休める時間が必要だし、働き方などを工夫して解決できる見込みも少ないから。
ただいきなりバイトを辞めるというのも勇気がいりますよね。
なのでその前段階としてシフトを減らせないか、店長に相談してみましょう。
仕事量を減らせば心身がリフレッシュされ、モチベーションが回復するかもしれません。
ポイントは暇な日や、他のスタッフが働きやすい曜日に休みをもらうこと。
『もっとバイト代が欲しい』という後輩がいれば、その人と一緒に相談しても良いですね。
店長もシフト調整がしやすくなるので。
⑤ 解決できないストレスならバイトを辞める方がいい
- 苦手な人間関係がある
- 仕事に飽きて新鮮味がない
- バイト以外の交流が嫌
こういった原因のストレスは、解決できないことも多いです。
もし解決できないときは、思い切ってアルバイトを変えてみるのもあり。
“バイトを辞める=逃げる”というわけではありません。
人と人に相性があるように、人と仕事にも、人と職場にも相性があります。
もっと気軽に楽しく働ける職場に変えることは、逃げとは違いますよね。
バイトを円満退社するときは、できるだけ早く伝えるのがコツ。
1ヶ月ほど前に伝えれば、店長も新人を募集したりシフトを組みやすいです。
その1ヶ月の間は新人に引き継ぎをしたり、新しいバイトを探しましょう。
良いバイト先が見つからないときは、以下のお小遣い稼ぎも参考にしてください。
- バイト前後の過ごし方を変える
- 内的報酬と外的報酬の両方を得る
- シフトを変えて負担を軽くする
- シフトを減らして体を休める
- 問題が解決しないときはバイトを変える
バイトに行きたくない気持ちは誰にでもある!ただ長期的な原因は深刻
バイトに行きたくないと悩むのは、誰もが経験することです。
特に働き始めの時期は、慣れるまでは大変。
時間が解決してくれるストレスであるなら、上手く対処できないか考えましょう。
問題は時間が解決しないストレスを抱えているとき。
この場合はアルバイトを変えるという選択肢も含めて、今後の働き方を考えた方が良いです。
とりあえずシフトを変えたり減らして様子を見る。
それでも難しそうなら、もっと自分に合ったバイト先に切り替えるのも良いですね。
応募前に下見をすると、イメージと実際のギャップに悩まずにすみますよ。