元気よく挨拶!笑顔で接客!常連客とワイワイ!
こんなイメージをもって飲食店で働き始めたけど、理想と現実のギャップに戸惑って精神的に辛い思いをしていませんか?
- トイレ仕事が精神的に辛い
- 酔っぱらった客の対応がしんどい
- 先輩や社員さんとも馴染めず居場所がない
こんなふうに実際に働てみると、飲食店バイトはけっこう精神的にしんどいことが多いのも事実。
そこで今から『バイトが精神的に辛いときの対処法』をお話ししていきます。
今回はアルバイト中での辛い経験としてよくあがる以下の3つのケースに分けました。
それぞれのケースでの乗り切り方や辞め時を見ていきましょう。
バイトが辛い! 新人で始めたばかりの嫌な時期を乗り切る方法
もっと楽な仕事だと思ってた
このように私は働き始めたときに今まで飲食店でのアルバイトを舐めていたことを痛感しました。
社員とお客の間に立ちまわって、店内なスムーズに回るように汗をかく。
目の前にある仕事だけじゃない、良い雰囲気をつくるという仕事もアルバイトにはあったんですね。
確かに働いて間もないときは、仕事やお客への対応に慣れるまではつらいです。
ただ『つらい=すぐ辞める(バイトを変える)』というのは、今の段階では辞めておいた方が無難。
なぜなら新しい職場に慣れるまでは精神的に辛いというのは、どこの職場でも共通して言えることだからです。
仮に新しい職場に変えても、またバイト初日の自己紹介から始めないといけない。
これってけっこう面倒だと思いませんか?
もちろんイジメがあれば別だし、どうしてもキツイなら辞めてもかまいません。
でもまず最初に考えたいのは『どうしたらもっと楽な気持ちで職場に行けるか』です。
そのためにはバイトに行くモチベーションを高めること、そして早く仕事に慣れることがポイントになります。
そこでオススメな方法が①ご褒美、②期間限定でやる、③メモ、この3つになります。
① バイトが辛いときはご褒美で乗り切る
まず①のご褒美について。
言葉のとおり、アルバイトの日には必ずプチご褒美を自分にあげるという作戦です。
慣れないながらも一生懸命に頑張った自分を褒めて、前から欲しかったものを買ってあげましょう。
私もアルバイトがつらいときは「今日は4000円くらい働いたから、400円で好きなものを買おう」というルールを作成。
バイト帰りにコンビニでいつもは高くて買えないスイーツを買っていました。
リフレッシュにもなりますし、寝る前にバイトのことでモヤモヤすることもなくなりますよ。
② バイトが辛くてもゴールが見えてたら踏ん張れる
つぎは②期間限定で頑張るという方法。
もともと人はゴールが見えているほうが頑張れる生き物なんです。
だから『とりあえずあと1カ月やってみよう』と期間を決めた方が心の負担が軽くなります。
そうやって定めた期間はとりあえず続けてみる。
SNSの裏垢で愚痴をツイートして発散させたり、友達に話を聞いてもらってもいいですね。
そうして実際に1カ月続けてみると、先月の自分よりは成長してるのが実感できます。
そうすると『もうあと1カ月やってみよう』と、また期間を設定すればまた成長できますよ。
(もし1カ月たっても辛いままなら、別のバイトを考えるのも全然ありです)
③ バイトの辛さは仕事に慣れたら消える
最後は③メモをとるという方法。
これはバイトの新人さんが早く仕事ができるようになる超オススメの方法です。
そもそも飲食店での仕事は皿洗いなど簡単なものばかりではありませんよね?
記憶力と臨機応変さが求められる仕事もたくさんあります。
- 接客用語を覚える
- レジ打ち
- 商品の値段も覚える
これらの仕事は短時間でカンペキに身に着くものではありません。
どんなにまじめに取り組んでもドジもして怒られることもあるでしょう。
そこでメモをとることが効果的になります。
失敗して注意されて自己嫌悪になるだけじゃ何も解決しません。
ミスしたことをメモ帳に書いておけば、次に同じ失敗をする確率がグッと下がります。
それにメモをとってる姿勢は、先輩や社員さんからみても好印象。
「この子はヤル気があるな」と思ってくれて大切に指導してくれるようになります。
参考⇒飲食店バイトの仕事が覚えられないときのちょっとした工夫
初めての飲食店でのバイトなら戸惑うのも当然だし、精神的なストレスがかかるのも自然なこと。
①ご褒美、②期間限定、③メモ。この3つを使えば、職場にいくモチベも高まるしスムーズに仕事に慣れることが可能です。
もしこれで一通り仕事を身に着けても、それでも向いていないと感じたときは別のバイトを探すことを検討しましょう。
今働いている飲食店を辞めたとしても、その経験がきっと活きますよ。
バイトの人間関係が辛い!先輩や上司の関係で精神的にしんどいときの対応
- 理不尽なことで怒ってくる店長が嫌だ
- ささいなことでイライラする先輩が怖い
- 同僚とも波長が合わず居心地が悪い
このように職場の人間関係での悩みはとても厄介です。
仕事が覚えられないとか、面倒なお客がいるというのはまだマシ。
仕事は続けていれば嫌でも慣れるし、変なお客もあとで話のネタに使えます。
でも人間関係の悩みというのは、解消されるまでずーっと続くストレスになります。
ずっとつらい状況が続いたら、バイトにも行きたくないし。。
こういった対人関係のモヤモヤを解消するには『距離感』に注目してみましょう。
良い距離感を見つけることができれば、だいぶストレスも軽減できますよ。
- 苦手な客⇒ほかの仕事を率先して行い接客をほかのバイトに任せる
- 店長が苦手⇒シフトを変える。曜日や時間をズラす。
- 嫌な先輩⇒シフトを変える。店長や社員と仲良くなって先輩をけん制する
- 合わない同僚⇒こちらから質問をしてお互いが話せるテーマに誘導する
このように嫌な人とはまず会う回数や時間を減らせないか考えます。
それでも一緒になったときは、こちらから話しかけること。
お互いが話せるテーマを自分からふることで、状況を少しは改善できるでしょう。
確かに働きながら、こんなことも考えないといけないのはわりに合いません。
「楽になりたい」と安易にバイトを辞めてしまう人もいます。
ただアルバイトを変えるのってけっこう手間ですよね。
スマホで求人を探して応募する。面接を受けて新しい仕事を覚える。
このように、また一から仕事を覚え人間関係を構築するのは大変ですよね。
だからまずは『良い距離感』をとる工夫をしましょう。
それでも辛かったり自分だけ職場に馴染めない場合は、ほかのアルバイト先を探したほうが良いですね。
そこまでして辛いアルバイトを続ける理由はありません。
※ イジメやパワハラを受けてるときはすぐ辞める
例外は自分をターゲットにされて嫌がらせをされてるとき。
こういった場合は一日でも早く辞めることをおすすめします。
「負けたくない」という気持ちがあるかもしれません。
「すぐ辞めるヤツ」と思われたくないかもしれません。
でも守るべきはあなた自身です。
バイトの仕事がつらい! 飲食店などの接客でマンネリ感を感じるとき
私が飲食店で6年働き続けて辛いと感じた意外なキッカケが“慣れ”です。
社員さんのように昇給するわけでも出世するわけでもない。
大学1年生のときから、ずーっと同じ仕事を何年もやってるとツマラナイんですよね。
アルバイトとしての仕事は全てそつなくこなせる。
こんな状況だと刺激もなく成長してる実感も得られずに飽きてしまいます。
そういった辛い精神状態とは別に、お客には笑顔で接客をしないといけない。
その体と心のギャップに悩み、辛さを感じていたんですね。
なのであなたがもし当時の私と同じような辛さを味わっているなら、次の3つの対処法を試してみたください。
私はこれで「辞めたい・他のバイトをしたい」という浮気心が減りました。
① ありがとうゲームでマンネリを打破
まず1つ目が『ありがとうゲーム』をすること。
バイト中にいくつ”ありがとう”をもらえるかを競うゲーム。
もちろん私が勝手に作ったゲームです(笑)
上司からでも、先輩からでも、後輩からでも、お客さんからでも。
誰でもいいのでとにかく、働いている間に”ありがとう”をもらってカウントします。
自分がもらった”ありがとう”の数を次のバイトの日に更新しようとしたり、誰かと勝手に競ったりしてました。
(相手はゲームに参加させられてることも知らないですけどね。)
これはたまにくる仕事の飽きに効果的な遊びでした。
② バイト中の立場を変えて新鮮度UP
2つ目は立場を変えること。
一通り仕事ができたら、仕事自体には刺激を受けないかもしれません。
だから私は自称アルバイトリーダーをして勝手に立場を作っていました。
自分がやる目の前の仕事だけじゃなくて、キッチンやホール全体を見て仕事を整えていくイメージ。
後輩がキョロキョロしてたら「何かわからないことでもあるの?」と聞く。
先輩が忙しそうにしてたらそっとフォローする。
こんなふうに全員がスムーズに仕事ができるように、フリーマンとして働いていました。
これもたまにやると、いい気分転換になりますよ。
③ 辛い時はバイト先の社員さんに相談
3つ目は上司に相談するコト。
1つ目と2つ目の対策をしても飽きたとき、私が最後に行った対処法です。
新年会でたまたま隣に座った上司に、正直に飽きてきたという話をしました。
するとそれからは『新しい仕事』を振り分けてもらえるようになったんです。
盛り付けなどの調理補助など簡単な料理は今までも経験があったのですが、その日以降は仕込みも教えてもらいました。
「絶対にバイトのレベル超えてるよ!」と思ってましたが、飲食店の一番大事な仕事を教えてもらえる嬉しさが勝ちました。
もちろん相談すれば絶対に仕事を変えてもらえるわけではありません。
ただ今まで仕事を一生懸命にしていれば、それを社員さんも見てくれています。
だから「歴代のバイトはどんな仕事をしていたか?」「他に手伝えることはないか」と聞けば、新しい仕事を新鮮な気持ちで始められるかもしれませんよ。
こういった工夫をしても飲食バイトが嫌なら、他のバイトに切りけるのもアリ!
飲食以外でもいろいろな業種のバイトはありますよ。
バイトが辛いと思うのは甘えではない!辞めたっていい
今回は飲食店でアルバイトをしてるときの辛い気持ちへの対処法を見ていきました。
- 働いた日は自分にご褒美をあげる
- 期限を作って、それまでは頑張ってみる
- メモをとって仕事を早く覚えられるようにする
- モヤモヤしやい距離感を意識する
- シフトを変える
- 働く時間帯をズラす
- こちらから話しかけて会話のテーマ(主導権)を握る
今回はまず今のバイトで働き続けることを前提にお話ししました。
ただあまりにも辛い気持ちがこみあげてくるとき、家で泣いたり眠れないレベルまで深刻なとき。
そんなときはあなた自身のために、他のアルバイトに切り替えても大丈夫です。
最初は掛け持ちから初めて、徐々に2つ目のバイトに移行した方がお金に困らずにすみますよ。
「辞め癖がつく」とか「あとで陰口を言われるかも」とか考える必要はありません。
世の中には、あなたが思ってる以上にアルバイトがあります。
こんな仕事もあります↓
- 接客業が全くない仕事
- そもそも一人でやる仕事
- 家から一歩もでない仕事
いろいろなアルバイトがあるからこそ、もっとあなたが自然体で働けるバイトも見つかります。
だから「別に辞めても良いんだ」と思い自分を追い詰めないで、今働いているバイト先の問題に取り組んでみませんか?