ファミレスのバイトって他の飲食店と比べてきついの?
アルバイトの王道である飲食店バイト。
その中でもファミレスは全国にチェーン店を作るだけあって、他の飲食バイトと違う点があります。
それを知らないで何となくのイメージで応募すると、面接合格後に『想像と違う』と後悔するかも。
そこで今回は『ファミレスのバイトの実情』をお話しします。
個人経営とチェーン店の両方でバイト経験がある私が、ファミレスバイトのメリット・デメリットをぶっちゃけます。
ファミレスでのバイトが、あなた自身に向いているかどうかが、今から話す内容でわかりますよ。
ファミレスのバイトはきつい?仕事内容から向いてるか確認
まずファミレスバイトの基本的な仕事内容を確認して、どんな人に向いてるか見ていきましょう。
大きく分けてファミレスの仕事は接客をするホールと調理をするキッチンに分かれます。
あなたは、どちらの仕事に向いてそうですか?
① ファミレスのホールは忙しいときほど連携が命!コミュ力がないと向いていない
ファミレスのホールバイトは連携が命です。
基本的な仕事はお客さんが来てから帰るまでの接客ですね。
『接客⇒オーダーを聞く⇒料理を運ぶ⇒レジ⇒テーブルの片づけ』
この流れの通りに進むのですが、ファミレスは他の飲食店と比べて多くのお客さんがきます。
店内も広いので何人ものホールでお店全体の仕事に取り掛かるのが普通。
だからこそホールバイトは他のバイトと連携を取りながら、臨機応変に対応していきます。
- 声が大きい(元気がいい)
- コミュニケーションに自信がある
- テキパキ動ける
- 髪色が派手じゃない
逆に個人経営の飲食店や喫茶店などは1人で行うこともあります。
店内が小さいと、お客さんの対応はすべて自分でやらないといけないんですね。
- 喫茶店や個人店⇒少人数(または1人)で働く
- ファミレスのバイト⇒大人数で連携を取りながら働く
ホールのバイトといっても、どの求人に応募するかで働き方はガラっと変わります。
② ファミレスのキッチンバイトは料理スキルがないときつい?
厨房での調理補助をするキッチンバイトも、ファミレスとそれ以外では働き方は変わります。
ファミレスのキッチンバイトは分業制になっているところが多いですね。
キッチンをエリア別に分けて『ハンバーグは1番・揚げ物は2番』など分業。
逆に個人店や喫茶店は店長が1人で行ったり、バイトが調理全体を補助するので働き方は変わります。
- 物事にコツコツと取り組める
- 肌が弱くない(食器洗いがあるので)
- ネイルにこだわりがない
あと勘違いしてる人が多いのですが、料理経験はなくても大丈夫です。
もちろん料理経験があれば面接時にアピールはできるでしょう。
ただファミレスのバイトはマニュアルがあるので、料理経験がなくても勉強することでスキルは身につけやすいですよ。
① ファミレスのバイトはマニュアルがあれば仕事を覚える時間を短縮できる
ファミレスとそれ以外の飲食バイトで大きく違うのはマニュアルがあるかないかです。
これはホールでもキッチンでも同じ。
個人店だと仕事は一から先輩や店長に教わります。
わからないことがあったら、そのたびに教えてもらってメモして覚える。
ただファミレスのバイトは基本的にマニュアルが用意されています。
マニュアルというと堅苦しいですが、『誰にでもできるように手順が書いてある』のであった方が便利。
特に人生初バイトなら『先輩に聞く』というのも不安があったりするのでマニュアルがあって事前に予習できるのは助かりますよ。
ファミレスのバイトできついと感じる瞬間【体験談】
ファミレスのバイトがホールとキッチンで分かれていること。
そして他の飲食バイトと違って連携が必要だったり、分業制なことをお話ししました。
次からは私が飲食店でのアルバイト経験を通してきついと感じたことをぶっちゃけます。
働く前に知ることで『耐えれそうか、無理そうか』がわかりますよ。
あなた自身が働くことをイメージしながら聞いてください。
まずはホールとキッチンの両方でキツイと感じることについて。
① ファミレスバイトは立ち仕事なので足が疲れる
ホールもキッチンも、基本はずっと立っています。
休憩時間以外は立ち仕事なので、慣れるまでは足がダルくなりますね。
私自身は運動部で体力に自信があったのですが、普段は使わない筋肉を使う感じ。
だから最初の2週間ほどは足に負荷がかかるのは覚悟しましょう。
ただアルバイト全員が、すぐに慣れる負荷なので心配はいりません。
② ファミレスが忙しい時間は消耗する!消費カロリーもエグい
ファミレスが他の飲食バイトと違うのは、混雑時の忙しさです。
店内も広いのでドンドンお客さんが来て、列を作りながら待っています。
そんな満席状態が続くのでテンパりやすいし、休む暇がないんですよね。
忙しいのは11時から13時までのお昼と、18時以降のディナータイム。
特に三連休の2日目とかは、ずーっと満席で働きまくりになります。
ピーク時にホールをすると、文字通り目が回るんですよね。
厨房と店内をずっと回るので、ぐるぐるバットしたときみたいに頭がぐらぐらしますww
休日は人手が足りないのでシフトに入ることも多くなります。
平日にバイトする友達とは遊びにくくなっちゃうのもデメリットかも。
③ ファミレス内の人間関係が合わないと時給が良くても精神的にきつい
多くの人が同じ空間で働くのが当たり前のファミレスバイト。
だからこそ『あっ。この人とは合わないな』という人も出てきます。
隠れてサボる同僚だったり、見る目がない社員だったり、文句ばかり言う常連客だったり。
こういった人と上手く距離を取りながら働くのもファミレスバイトの特徴。
個人店だと店長との相性がすべてみたいなところがありますが、多くの人とコミュニケーションをとるのがファミレスバイトです。
ファミレスのホールのバイトできついと感じる瞬間
次は接客バイトで大変だったことについて。
キッチンにはないキツイことは次の2つが定番。
① メニュー名や料理内容を覚えられない
まずファミレスのホールバイトは覚える量が多いです。
日替わりメニューや季節限定のメニュー・単品とセットでの料金の違いなどは記憶して当たり前。
お客さんにわかりやすく説明できるようにしておくのも大事です。
特に働き始めてすぐの時はメニュー名も覚えきれないんですよね。
お客さんからの質問にも答えらず『少々お待ちください。』と先輩に何度も確認しに行きます。
② クレームで怒られるのはホールの仕事!メンタルが弱い人は向いていない
ホールならではの仕事はクレームの処理。
キッチンのミスも、ホールスタッフが代わりに謝ることになります。
ときにはお客の勘違いでもグッとこらえて謝罪することも。
(謝って早く終わらせないと仕事が片付かないときは特に。)
クレーマー以外でも長居するおばさんにイライラしたり、走り回る子供を注意しない親にイラつくこともあります。
こういったお客との摩擦を感じるのはホールスタッフ特有のストレス。
ファミレスのキッチンの調理バイトできつい瞬間
キッチンスタッフにもホールでは味わうことがないストレスがあります。
私は次の3つが嫌でした。
① 調理することで料理や食材・油のニオイが服や髪について臭い
何時間もずーっと調理場にいるので、指や髪・服にニオイがこびりつきます。
バイトが終わったらとにかく早くお風呂に入りないと思う日々でしたww
バイト終わりにデートっていうのはキツイかも。
消臭ケアはかかせませんね。
② 手荒れや腰痛持ちだと厨房の食器洗いがきつい
キッチンスタッフの仕事に食器洗いがあります。
お客さんが食べ終わった食器や調理に使ったフライパンを洗う仕事。
この仕事は基本的にアルバイトが担当しますが、肌が弱かったり腰痛もちだと大変。
ずっと同じ場所で同じ姿勢で同じ作業を繰り返すので、想像してるよりきついです。
台を使って洗い場の高さを調節したりゴム手袋を使って体を守りましょう。
新しい新人アルバイトが入ったら、その子が食器洗いをするので、それまでの辛抱です。
③ バイトの検便は最初は嫌だった
ファミレスで働くときは衛生面も徹底しています。
1店舗のミスが会社全体のネガティブキャンペーンになるので当たり前ですよね。
髪は帽子に入れて爪は短く。
手洗いも徹底しますが、私が抵抗を感じたのが検便でした。
1年で定期的に3回あったのですが、最初は嫌でしたね。
便に綿棒みたいな検査器を突っ込むのですが、気持ち悪かったのを今でも覚えています。
しばらくすると慣れて何の抵抗もなくなるのですが、衛生面を徹底することは最初はきついと感じるかも。
参考⇒飲食バイトで検便は義務?したくないときのバイトの探し方
ファミレスのバイトの内容にはメリットもあるよ。
嫌なことばかり書いてきたので、ファミレスのバイトのメリットについてもお話しします。
私が働いていたときに『このバイトで良かったぁ』と思ったのは次の3つ。
① ファミレスでバイトすれば同世代との出会いは友情や恋愛の可能性も
ファミレスのバイトはほぼ同世代。
高校生から大学生、20代前半のフリーター。
年齢が近いし協力しながら仕事をするので仲良くなりやすいのはメリット。
友達に会えるからバイトに行くなんてモチベーションにも繋がります。
(休みを合わせて遊びに行くこともありました)
あとは恋愛に発展するケースも多いですね。
男性先輩も同期と付き合ってたし、社員と付き合った後輩もいました。
同じ空間でコミュニケーションを取りながら仕事をする。
これって友情にも恋愛にも発展しやすいんです。
詳しくはコチラ⇒出会いを期待できる飲食バイトの選び方
② ファミレスのバイトは”まかない”や深夜時給など稼ぎやすい条件がそろっている
ファミレスのバイトは時給が他と比べて高いわけではありません。
ただ想像してたよりお金を貯めやすい環境が整っています。
まずは休憩時間に食べられる”まかない料理”
お店によって無料だったり割引だったりの違いはありますが、外で食べるよりは安い。
バイトに入るだけ食費が浮きます。
あとは深夜に時給がアップするのも助かりましたね。
通常の20%ほど時給が上乗せされるので、テスト期間中以外は積極的に入っていました。
そもそも深夜は長居するお客しかいないで暇なので仕事量も少ないです。
『平和だな』とぼーっとしてる間に時給が積み重なっていく感じ。
暇な店舗を選んで応募するのがオススメです。
③ 一時的にバイトを辞めても別店舗で即戦力になる
就職活動など一時的にシフトに入れなくても大丈夫。
全国にお店を展開しているファミレスバイトを経験したら、他の店舗で募集があれば即戦力になれます。
店舗が違うだけで仕事内容は同じなので、新しく覚えることもなし。
これは個人店ではないメリットですね。
ファミレスのバイトで失敗しない求人の探し方
今までの話を聞いてファミレスバイトに興味が出たら求人サイトで詳細を見てみましょう。
たくさんの応募がありますが、心掛けたいのは次の2つです。
① お得な求人サイトでファミレスのバイトに応募する
Lineバイトやマイナビバイト・バイトルなどいろんな求人サイトがありますが、私はマッハバイトがオススメ。
なぜならマッハバイトはバイトに採用されたら『お祝い金』として5000円がもらえる特典があるんです。
1日も働いてないのにバイト先が決まったらお金がもらえるというオイシイ特典。
この特典はタウンワークやLineバイトにはありません。
だからまずはマッハバイトで求人を見ていくことをおすすめします。
② ファミレスの店舗へお客として下見をする
候補となる求人をいくつか見つけたら、その店舗にお客として下見をするのがオススメ。
なぜなら同じファミレスでも店舗によって客層や店長がガラっと変わるからです。
怖い店長やガラの悪いお客さんを相手にしたくないですよね。
それは求人欄ではわからないので、下見をして実際に見に行くのが一番です。
どんな人がアルバイトとして働いているかもわかるし、あなたが馴染めそうかも確認できます。
よほど急いでバイト先を探してるとき以外は、一度は下見をした方がハズレ求人を選ばなくて済みますよ。
ファミレスのバイトの面接を突破する2つのポイント
下見をして『ここで働きたい』と思える求人を決めたら面接の予約をします。
あとは面接に通れば、ファミレスのバイト生活が始まります。
面接官は面接時に見るポイントはプラス査定とマイナス査定の両方があります。
この2つを抑えると面接を突破する確率が上がりますよ。
詳しくはコチラ⇒飲食バイトの面接を攻略するためのコツ
① シフトは土日祝日など忙しい時間帯をアピール
面接で確認したいのはまずシフト。
いくら真面目な子が面接にきても、望んでいない曜日しか出勤できないなら採用されません。
ファミレスバイトで人手不足になる曜日は土日祝日など忙しい曜日。
とくに18時以降はバイトの数が足りないと致命傷になります。
なので面接では忙しい曜日や時間帯に入れることをアピールするとGOOD。
面接官は『助かるなぁ』と思ってプラス査定になりますよ。
② 見た目の清潔感を意識しよう!髪色が厳しいかも
どんなに忙しい曜日に働けても、応募してきた子に清潔感がなければ採用できません。
ファミリーレストランはお客が食事を楽しむ場所。
だから最低限の清潔感は必要です。
- 爪を短く切っておく
- 寝癖は直す(フケの確認も)
- キレイめファッションでコーデする
- 香水はつけない
- 男性はヒゲを剃る
清潔感はマイナス査定です。
お客目線で不快に思うようなことを避ければOK。
清潔感というよりも不潔さを取り除く感じですね。
ファミレスのバイトはきつい!でもメリットもある!
今回はファミレスバイトの実情についてお話ししました。
まずはホールやキッチンで求められる人材が違うこと。
ホールスタッフはクレーム処理やメニューを覚えるのが大変で、キッチンスタッフは同じ場所で働くのが辛いです。
ただ出会いが多かったり、違う店舗で働きやすいといったメリットもあります。
ファミレスバイト自体は問題はありません。
だからどの店舗で働くかが大切なので、気になった求人があったら下見をして『自分がここで働けるか』を確認すると良いですよ。