バイトに行くのがだるいと感じること自体は悪いことではありません。
アルバイトが楽しくてウキウキしている人の方が珍しい。
私自身もバイトに行く前はだるくて、無理矢理に体を動かしていました。
ただ毎回のようにだるさを感じているなら、何か原因があるかもしれません。
そこで今回はバイトが憂うつになる原因と、それぞれの対応策を紹介します。
どうしてもだるいときは休むのもいいでしょう。
ただ最初は、モチベーション低下の原因を探って改善してみませんか?
バイトがだるいと感じる原因3選
なぜバイトに行くのが毎回だるいと感じるのか。
アルバイトが楽しいと感じる必要はありません。
ただ以下の3つの原因があると、出勤自体が憂うつになってしまいます。
① 新人だとバイトに行く前がだるい!初日や初出勤は特に緊張
新人で慣れない職場に行くのは、誰だってだるいです。
仕事も覚えてないからミスをして周りに迷惑をかけてしまう。
休憩時間やバイト終わりも、周りは仲が良さそうなのに馴染めない。
このようにアルバイトで一番大変なのは、職場に慣れるまでの期間なんですね。
- 何をしたらいいかわからない
- 先輩や社員に注意される
- 戦力になれない罪悪感を感じる
- 孤立している感じがする
- 仲良く話せる人がいない
だから働き始めた職場に行くのが憂うつなのは、あなたの甘さや性格のせいではないんです。
大切なのはまず自分をいたわること。
バイトに慣れるまでは睡眠時間を多めにとって、マッサージやストレッチを増やしましょう。
そして仕事を少しでも覚えることが、出勤への辛さを軽減するポイントになります。
(詳しい対策は後で解説しています)
② バイト先の人間関係がだるい!店長との飲み会や接客業務など
仕事の悩みで圧倒的に多いのが人間関係。
バイト先の人間関係が良いなら、仕事が嫌でも出勤する気持ちになれます。
でもバイト先の人間関係に不満があると、出勤するのが一気に辛くなる。
時給や福利厚生が良くても、人間関係で台無しになるパターンもあるんですね。
- 店長が厳しい・怒鳴る
- 社員が高圧的
- 職場に派閥がある
- 同僚と仲が悪い
- クレーム処理が嫌
- 好きな人がバイトを辞めた
- 同世代のスタッフがいない
- 酔っ払い客への対応がきつい
いろんな価値観をもった人たちが集まり仕事をするので、全員が仲良くなるのは難しいかもしれません。
でも一定の距離感を保って、お互いにストレスにならないように働くことはできます。
嫌な人とはシフトをズラすなどで、少しでも一緒にいる時間を減らしましょう。
ただ接客がだるいという場合は、仕事なので避けられません。
長期的には接客がないバイトに切り替えることも必要になってきます。
③ バイトの働き方がだるい!ヘルプやロングなどは体力的にだるい
バイト先の働き方が合わずに、だるさを感じることもあります。
単純に体力が必要なバイトで、それに慣れるまでしんどいとか。
また働き方が一定じゃなく変動するときも、ペース配分ができずしんどく感じるんですよね。
仕事内容・働き方で以下のような不満を抱えていませんか?
- 仕事が単調で飽きた
- 力仕事が多くて疲れる
- 通勤時間が長い(学校からは近いが家からは遠い)
- いつまで経っても仕事が覚えられない
- 職場が不衛生で汚い
- 職場周辺の騒音がひどい
- シフトが直前になって変わる
- ヘルプに入ることが多い
- 夜勤などで生活リズムが崩れる
働き方の悩みで厄介なのが、あなた一人の努力で解決しづらいこと。
なのでどうしてもだるいという場合は、もっと働きやすいバイトに変える決断も必要になります。
今のバイト先を選んだこと自体が失敗だったわけではありません。
どんな職場が自分にとっていいのか、その条件がわかるキッカケになったと考えましょう。
- 新人の時期は憂うつになりやすい
- 人間関係で不満があると出勤や嫌になる
- 働き方が合わないとモチベが下がる
バイトがだるいと思ったら休むのってあり?正しい休息の取り方
バイトに行くのがだるいとき、まずは休息を取りましょう。
バイトへ行く前に休息を取ること。
そして先ほどの原因が改善されるまでは、少しバイトのシフトも減らした方が良いです。
① バイトへ行くだるさを解消するための正しい休息とは?
休息にも良い休息と悪い休息があります。
悪い休息というのは体に負担がかかるもの。
- お酒を飲んで忘れようとする
- 夜更かしして遊ぶ
一方で良い休息というのは、2つに分けることができます。
まず1つ目は精神的な休息の取り方。
心を休めるには『バイトを忘れる時間』を作るのが重要です。
遊んでいても頭の片隅にバイトの悩みがあれば、気分転換はできませんよね。
なので休息を取るために、バイトの悩みを考えない時間が必要になります。
- 15分ほどの昼寝をする
- 没頭できる趣味を持つ…映画や漫画など
- 日帰り旅行をする
- 好きな人とLINEをする
なんでもいいのでとにかくバイトの存在を忘れる時間を作りましょう。
2つ目は肉体的な休息の取り方について。
肉体的な休息は、アルバイトの仕事内容によって変わります。
例えば力仕事なら、家では体を動かさない時間を作ります。
- 瞑想
- ストレッチ
- マッサージ
もし座り仕事などが多いなら、オフの時間は体を動かした方がいいです。
このようにバイト中の身体の動かし方と、”逆”を意識するとリフレッシュできますよ。
- ウォーキング
- ヨガ
- YouTubeを見て筋トレ
家で休むときは、肉体的な休息と精神的な休息に分けること。
心身がリフレッシュできれば、バイトへのだるさも軽減されますよ。
② バイトへのだるさが改善されるまでシフトを減らす
だるい期間が続くなら、少しシフトを減らしてみてはいかがでしょうか。
新人時期であれば仕事に慣れるまで、忙しい曜日や時間帯は避ける。
職場に嫌な人がいるなら、その曜日はシフトに入らないようにする。
このようにだるい原因を避けるようにシフトを組むと、負担が軽くなります。
今日のバイトを休むなどは、体調不良以外ではおすすめしません。
来週以降のシフトを、バイト仲間にお願いして代わってもらう。
もしくは次回以降のシフトを、少し減らせないか店長に相談してみましょう。
- 新人なら忙しい曜日はテンパるので避ける
- 嫌いな人が出勤する曜日や時間帯を避ける
- 苦手な客が来る曜日はシフトに入らない
出勤数を減らせなくても、ストレスがかかる曜日を避ければ、イライラする回数も減ります。
今のシフトを見直して、『あと少しだけ楽にならないか』と考えてみましょう。
③ 高校生や大学生でバイトがだるいなら学業を優先したシフトへ
学生だと、学校生活のバイトの両立が大変になります。
特に受験や就職活動などを迎えると、両立を諦めて辞める学生も多い。
私も受験や就活の前はアルバイトを一時的に辞めていました。
学生が最優先にするのは学校生活です。
バイトを頑張って成績が下がったり、受験に落ちたり、就活で失敗したり。
そんな風にならないように、少し余裕を持たせてシフトを組むと良いですよ。
学校生活を優先できるバイトに切り替えるという選択肢も出てきます。
- バイトを忘れる時間を作る
- バイト中とは逆の行動をとる
- 悩みが改善されるまでシフトを減らす
- 特に学生は学業を優先してシフトを組み直す
バイトがだるい時の原因別の対処法
最後はだるさを招く原因別の対処法について見ていきます。
何かをすれば一発ですべてが解決するという夢のような方法はありません。
でも少しずつあなたが感じるストレスを減らして、前向きに働く方法はあります。
- 新人の時期は憂うつになりやすい
- 人間関係で不満があると出勤や嫌になる
- 働き方が合わないとモチベが下がる
① 新人の時期は行く前のモチベ低下が顕著!やる気スイッチを持とう
新人で仕事がわからない時期はモチベーションを保つのも一苦労です。
仕事でもミスが多いし、周りから注意されることもあるのでやる気は低下しがち。
なのでモチベーションを意識的に高める工夫が必要になります。
私が過去に試して効果を感じたのが次の3つ。
まず1つ目は成長思考を身につけること。
成果主義だと、どうしても新人時代は失敗に目がいきがち。
ダメな自分のイメージが強くなりモチベーションも低下します。
そうではなく成長思考で自分を見つめ直してみるんですね。
そうすれば以前はできなかった仕事が、今日はできるようになっている。
その成長に意識を向けることで働くモチベーションが生まれます。
2つ目の方法は目に見える成果を用意すること。
短期的なモチベーションUPには目に見える報酬が効果があります。
アルバイトで言うとバイト代ですね。
今日のバイト代を何に使うか考えると、働く意欲になります。
- 欲しい服を買う
- 友達と遊ぶために使う
- コンビニスイーツを買う
少額のものも用意して、バイトの帰りに報酬を自分にプレゼントしましょう。
ワンコインくらいのご褒美であれば、浪費にもなりません。
3つ目は側坐核を刺激すること。
人間の”やる気スイッチ”は側坐核と言われています。
この部分を刺激すればドーパミンが分泌され、自然とやる気が出てくるんですね。
ではどうすれば側坐核が刺激されるのかというと、それが行動になります。
実は人間はやる気が出てから行動するのではなく、行動してるからやる気が出るんですね。
過去に部屋の掃除を嫌々していたら、いつのまにか集中していたなんてことはありませんか?
実はこれが行動により側坐核が刺激され、やる気が出た仕組みとなります。
なので大切なのは最初少しだけ頑張って行動すれば、やる気が後からついてくると知ること。
ずっとモチベーションが低いままアルバイトをしなければならないわけではないんですね。
おすすめなのは目標を細かく設定すること。
目標を細かくして達成しやすくすると、それだけでドーパミンが分泌されます。
- バイト先に15分前に到着する
- 制服をビシっと着こなす
- 挨拶は自分からする
- 掃除をしてみんなが綺麗に使える空間を作る
こんな風に職場へ行く状態から、目標を何個も達成するとやる気も保てます。
特に新人時代は挨拶などをサボって、好感度を下げないようにしましょう。
② バイト先の人間関係がだるいときは減らす方法を考える
新人時代の悩みは時間が解決してくれる部分があります。
仕事を体で覚えていけば、自然と働けるようになるので悩みが無くなる。
ただ人間関係の悩みは、なかなか時間が解決することはありません。
どちらかがバイトを辞めるか、それとも話し合って和解するしかない。
なので現実的な方法としては、苦手な人と一緒にいる時間を減らすのが大切になります。
- 苦手な人が出勤する曜日を避ける
- 苦手な人と働く時間帯をズラす
- 店長に相談して仕事を変えてもらう
- 店長に相談して店舗を変えてもらう
週に1日でも一緒にいる日を減らせたら、それだけでイライラする回数も減らせます。
ただどうしても嫌なら、バイトを変えるという決断も必要になってきますね。
正直な退職理由を言うとトラブルになるので、上手な嘘を用意して報告しましょう。
③ バイト先の働き方はできる範囲内で改善していく
働き方の不満は自分で解決できるものがあります。
100%満足する職場はないですが、1%ずつ理想に近づけることは可能。
なので『今の状況から1%改善するには?』と方法を考えるクセをつけましょう。
そうすればいろんなアイデアが出て、少しずつ働き方の負担も減りますよ。
- 仕事が単調で飽きた⇒別の仕事をさせてもらう
- 力仕事が多くて疲れる⇒筋力トレーニングで耐性をつける
- 通勤時間が長い⇒その間はネットフリックスを見る
- いつまで経っても仕事が覚えられない⇒同じミスをしないようメモをとる
- シフトが直前になって変わる⇒前日のシフト変更は断ると決める
- ヘルプに入ることが多い⇒代わりに出勤する予定の日を休みにしてもらう
こんな感じて改善できるかもしれない余地はあります。
ただ職場環境などはあなた一人で改善は難しいので、その場合はもっと働きやすいバイトを探した方が良いですよ。
- 新人時期…モチベUPの工夫をする
- 人間関係が原因…その相手を避ける
- 働き方が原因…状況を1%ずつ改善していく
バイトがだるいときは原因を特定しよう!休みも必要
バイトに行くのがだるいと感じるのは悪いことではありません。
ただ原因を特定しないと、ずっとそのモヤモヤを抱えないといけません。
新人時代・人間関係・働き方などで、憂鬱な原因が隠されていることが多いです。
原因がわかれば、状況を改善できる策も考えることができますよ。
あとは同時に休息を上手に取ることも意識しましょう。
そういった努力で解決しない場合は、今のバイトとあなたの相性が悪い可能性があります。
そんなときは思い切って、別のアルバイトに切り替えることも検討した方が良いですね。