接客業でメンタルがやられる

接客業でメンタルがやられる人は多いです。

お客様への対応でストレスを感じやすいし、職場環境も良いとは言えない。

そんな状態で働き続けると、心も体も疲労が溜まりますよね。

頭がおかしくなる前に、今日からできるメンタルケアをしてみませんか?

仕事をする上で多少のストレスはあるもの。

ただ疲れを一日でリセットできる範囲内に抑えることが重要ですよね。

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接客業でメンタルがやられる原因とは?

接客業でストレスを感じる場面は個人差があります。

ただ大きく分けると①接客業務・②お客のクレーム・③働き方の3つに分けられます。

あなたはどの場面でストレスを感じやすいですか?

① 接客業は嫌な客にも笑顔で対応すべき!ココロがすり減る

メニュー表

当たり前ですが接客業の主な仕事は接客業務。

お客様が来たら笑顔で対応して販売に繋げます。

ただお客さんの中には相性が良くない人も来店しますよね。

飲食業であれば酔っ払いの客の相手もしなければならない。

心の中では嫌だと思っていても、作り笑顔で対応する日々を過ごす。

そうしていればだんだんと自分の本音に気づけなくなっていきます。

仕事とプライベートを上手く切り分けているなら問題ありません。

でも本音を押し殺して仕事を続けていると、メンタルはどんどん消耗します。

こんなときは心が休息できる場所を確保するのがおすすめ。

後で詳しく解説しますが、仕事以外の居場所や、悩みを打ち明けられる人を探しましょう。

② 接客業はクレームへの対応がストレスになる

接客業で避けられないのがクレーム処理です。

理不尽なクレームにも頭を下げないといけないこともあるでしょう。

相手の言い分が正しかったとしても、言い方がひどいと心に刺さりますよね。

そんなクレームへのストレスを放置すると、メンタルが病んでします。

実際にクレームが嫌で退職する人も多いです。

私の場合は”ご褒美リスト”を作って対応していました。

クレームがあった日は帰りに”ご褒美”を1つ自分にあげる。

このように設定することで、クレームへのストレスを減らしていったんですね。

あとは今の仕事に集中することで、嫌な客の存在を忘れる時間を作ることもできます。

クレームのストレスを0にすることはできません。

ただクレーム後の振る舞いで、引きづらいことはできます。

もしどうしても苦手であれば、仕事を変えるという選択肢も出てきますね。

参考⇒接客業のクレームで落ち込む!その後の持ち直し方

③ 接客業は働き方をコントロールしづらい

接客業は自分の裁量で仕事をコントロールしづらい部分があります。

例えば暇な時間はとことん暇。

それなのに急に忙しくなったりなど、お客様の行動自体で仕事量が一気に変わりますよね。

また接客業は労働条件も良くない場合が多い。

土日は出勤が多かったり、年収や福利厚生も他の業界と比べ良いとはいえません。

世間が休みの時に忙しくなるので、家族や友人とスケジュールを合わせるのも一苦労です。

このような場合はスケジュール管理の方法を学ぶのが役に立ちました。

接客業の中でもペース配分をして、必要以上に疲れが溜まらないようにする。

そうすればストレス発散の時間を作れますし、プライベートの時間も確保できますよ。

接客業が辛い瞬間
  • お客様優先の振る舞いがしんどい
  • クレーム処理がストレスになる
  • マイペースに働けない

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接客業で頭がおかしくなる前にメンタルケアをしよう

では接客業でメンタルがやられたとき、何をすればいいのでしょうか。

私が実際に心掛けているのは以下の3つになります。

①時間を作る⇒②体をほぐす⇒③心のリフレッシュ

いきなりメンタルから何とかしようとしても上手くいきませんでした。

① 接客業に疲れたらプライベートでやらないことを増やす【準備】

お金とプライベート

まずは準備について。

メンタルケアをする時間を作るには、昨日までの何かを捨てなければいけません。

まずは昨日までの生活を振り返って”やらないこと”を作りましょう。

やらないこと
  • 家の掃除⇒頻度を減らす
  • 料理⇒週に1度は外食する
  • 雑務⇒後輩に仕事を教える
  • SNS⇒食後15分だけにする
  • テレビ⇒録画にしてみたい部分だけ見る

こんな感じで”やらないこと”を増やしていきます。

これを実践すれば自由に使える時間を確保できるんですね。

私のオススメは悩む時間をスケジュールすること。

ついつい同じ悩みを頭の中でグルグルと考えてはいませんか?

私はその時間がムダだと思ったので、悩む時間を事前に決めておくことにしました。

例えば帰宅中の最寄駅から家に着くまでの間など。

このように時間を設定して悩んだ方が、いつも悩み事を考える悪いクセが抜けますよ。

② メンタルケアの前にまずは体の緊張をほぐす

無理にメンタルケアをしようとすると、焦ったりもっとイライラするもの。

なので最初は体の緊張をほぐすことから始めましょう。

例えば接客業で言えば立ち仕事が多いですよね。

なので足腰のマッサージやヨガをして、筋肉をほぐしていきます。

足裏のツボを刺激したり、タオルなどで温めるのも効果的。

血流を良くして疲労回復を促します。

これだけでもリラックスして心もポカポカとしてきますよ。

③ 接客業で疲弊したメンタルのケアは質より量

バイト休みに遊ぶ

私がメンタルできついとき、意識的にすることが3つあります。

まず1つ目は昼寝。

昼寝といってもダラダラ寝るのではなく、15分ほどの短時間の昼寝となります。

実際に寝付かなくても良くて、15分間だけ目を閉じてスマホを機内モードにしてボーっとするだけ。

これだけで頭がスッキリするので不思議。

お昼休みなど好きに使える時間で試してみてください。

2つ目は自然に触れる時間を増やすこと。

人も動物なので、自然に触れるほど癒されていきます。

それに自然といっても、偽物の自然でも構いません。

造花でも良いし、YouTubeで自然音を流して通勤してもOK。

スマホの待ち受けを大自然にするのもリラックスできますよ。

3つ目はコーピングリストを作ること。

ストレス解消法って誰にでも向き不向きがありますよね。

なのであなた流のストレス対策をするために作るのがコーピングリストとなります。

自分なりのストレス対策を事前にリスト化しておく。

これでストレスを感じたときに、すぐ解消法を実践できるようになるんですね。

実はコーピングリストは実行しなくても、用意するだけでメンタルが強くなると言われています。

(私にはこれだけストレスに対応する方法があるのだと自信がつくため)

なので質よりも量を意識して、100個ほどコーピングを考えましょう。

私のコーピングリストの例
  • 深呼吸をする
  • ヨガをする
  • 41℃の全身浴
  • 昼寝をする
  • 神社や公園でボーっとする
  • アロマをする
  • カフェオレを飲む
  • 動物のYouTube動画を見る
  • カラオケで熱唱する
  • 映画で涙活する
  • 友達に愚痴を聞いてもらう

接客業であれば、仕事で対人関係のストレスを感じることが多いです。

なのでまずは、ひとりの時間に取り組めるストレス対策を用意するのがおすすめ。

量をとにかく用意すれば、その日に気分で選んでストレス対策ができますよ。

そして余裕が出たら誰かに話を聞いてもらうようなストレス発散へ移ります。

元同僚や友人など、会社に関係ない人の方が本音で打ち明けることができます。

参考⇒接客業だけど誰とも話したくない状態になったら?

参考⇒接客業は性格が悪くなる?心荒むときの対応

メンタルケアの手順
  • “やらないこと”を決めて時間を作る
  • 体をほぐしてリラックスする
  • コーピングリストを作ってストレスに備える

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接客業でメンタルをやられないために今後できること

明日から接客業をする上で、少しでもメンタルを守る方法はあるのか。

①考え方を変える、②負担を減らす

この2に取り組んで、状況が改善しない場合は退職も検討しましょう。

① 接客業への考え方を変える!期待が減ればストレスも減る

キッチンスタッフ

私はまず、仕事への考え方を変えました。

具体的には期待値を下げたんですね。

期待をしない
  • 嫌な客は来る
  • クレームも定期的にある

そして次はその割合を思い出してみました。

確率は?
  • 嫌な客は全体の2%くらい(50人に1人)
  • クレームは週に1回あるかないか

こうして考えるとあらかじめ心の準備ができます。

“完璧な職場なんてない”ことを知り期待が減れば、理想と現実のギャップから生まれるストレスも減りました。

参考⇒接客業のクレームを気にしない方法ってある?境界線の引き方

② 接客業でストレスを感じるなら仕事量を減らしていく

バイトの暇な時間に掃除

あとはできるだけ仕事も減らしていくことができないか見直してみます。

特に完璧主義だったり真面目過ぎる人は、少しくらいサボっても評価は変わりません。

それに労働時間はそのままでも、仕事量を減らすこともできます。

仕事量を減らす
  • 後輩を育成して仕事を振る
  • 効率化して同じ成果を短時間で出す
  • 土日など忙しい曜日や時間帯を避ける

特に効率化をして上手く休む時間を確保できたら、メンタルも保ちやすい。

働き方を改善して、同じ成果を効率的に出せる方法を考えてみましょう。

そのままずーっと耐えてばかりいると、接客のストレスがプライベートに影響するかもしれません。

参考⇒接客業で人間嫌いになることってあるの?

③ 接客業がどうしても合わないなら辞める

バイトを辞めるか悩む

メンタルケアをしたりストレス予防を工夫したけど効果がない。

そんなときは今の仕事があなたに合っていない可能性もあります。

実際に辞めるかどうかは置いておいて、ほかにどんな仕事があるか探してみましょう。

例えば他の接客業を選べば、今の職場の経験を活かせますよね。

酔っ払い客の対応が嫌なら飲食以外の接客業を選ぶ。

機嫌の悪いクレーマーの対応が嫌なら、お花屋さんやケーキ屋さんなど上機嫌な人が多い場所を探すなど。

未経験歓迎であれば接客業でなくても応募はできます。

軽作業や事務など裏方の仕事なら、接客でストレスを感じることはありませんよ。

大切なのは『今の仕事を我慢するしかない』と思わないこと。

いろんな選択肢を持っておくことで、追い込まれている感覚がなくなりメンタルも守れます。

参考⇒接客業を辞めてよかったという人の本音について

明日以降のメンタルの守り方
  • 期待をしない
  • ストレスを感じることの確率を出しておく
  • 仕事を効率化して小休憩できる時間を確保する
  • 辞めてもいいと普段から思っておく
  • 実際にいろんな仕事を探してみる

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接客業だとメンタルがやられることもある!ココロを守る習慣を作ろう

接客業はお客様ありきなので、どうしてもメンタルが疲労しやすいです。

相手のペースに合わせて仕事をするので、自分のペースを保てないのも原因。

まずは疲れていることを自覚して、ケアする時間を確保しましょう。

心を癒すのは難しいので、まずは体の疲れを取ることを意識。

その上でコーピングリストを作ってストレス対策をするのがおすすめです。

このまま放置しているとメンタルがどんどん擦り減っていきます。

それは仕事にも悪い影響が出るので、今のうちにメンタルケアをしてみませんか?

参考⇒接客業で客に殺意を覚える瞬間とは?

参考⇒接客業で態度に出てしまうのは悪いこと?