高校生の場合は、アルバイトで1日働ける時間に上限があります。
未成年である高校生を守るための労働基準法なので、そのルールを守る必要があるんですね。
今回はそんな『高校生のバイト時間』についてお話しします。
- 高校生は1日何時間バイトできるか
- 1日6時間~8時間働くときの条件
- 8時間以上働きたいときの代替え案
これらのポイントを抑えることで、バイト代を稼ぎたいとき、どのように働けばいいかがわかります。
まずは労働基準法で高校生が、1日何時間バイトできるかを見ていきましょう。
高校生はバイトで1日何時間まで働ける?
高校生はアルバイトで、1日何時間働けるのでしょうか?
職場で定められている労働基準法から確かめていきます。
高校生は1日8時間までバイトが可能
労働基準法では、1日に働けるのは8時間以内・1週間で40時間以内と定められています。
また18歳未満の場合は、1日の労働時間8時間を超えての残業は禁止。
これは高校生を、不当な労働から守るためなんですね。
なので1日8時間以上は働くことはできないようになっています。
高校生が深夜バイトをするのも違法
働く時間に上限がある高校生ですが、時間帯も注意が必要です。
18歳未満だと、22時から5時までの労働が禁止されているんですね。
なので無理やり8時間働こうとしても、22時までしか働けないので難しいです。
労働基準法で定められているので、雇う側も労働時間を守っていますよ。
こういった労働時間を守らない職場は危険と言えます。
- 1日8時間以上は働けない
- 22時~5時までも働けない
高校生が1日6時間~8時間バイトするときの条件
長時間、アルバイトをするときは、次の2つの条件があります。
知っておくだけで、ブラックバイトの見極めにも使えますよ。
1日6時間以上働くと休憩が必須
長時間アルバイトをするときは、休憩時間をとることが義務付けられています。
例えば1日6時間以上バイトする時は、最低でも45分は休憩が必要。
8時間以上働くときは、1時間の休憩時間を取る必要があるんですね。
休憩時間は1回ではなく、複数に分けてもOK。
高校生の場合でも6時間以上働く日は、休憩をもらえる職場かを確かめましょう。
もしぶっ通しで働くのが当たり前の職場なら、店長が知らないのかもしれません。
あるいは休憩の義務を知っているけど確信犯で休ませない、ブラックバイトの可能性も。
高校を卒業したあと8時間以上バイトするときは残業代が割増される
高校を卒業して1日8時間以上働けるようになったら、残業代が出るようになります。
8時間を超えた場合は、その後は残業代となり時給の25%以上を割り増しで支払われるんですね。
頑張ってアルバイトをすれば、1日でガッツリと稼げるというわけです。
なので高校を卒業した後は、1日で稼げる額も一気に増えますよ。
このように高校生の場合は、アルバイトをするときの時間制限があります。
毎月欲しいバイト代から逆算して、労働時間を守って稼いでいきましょう。
- 6時間以上働くときは45分の休憩がある
- 8時間以上働くときは1時間の休憩がある
- 8時間以上働くと残業代として25%割増される
※こういった配慮がない職場はブラックバイトの可能性あり
高校生でバイトを8時間以上したいときの代替案
もっとバイト代を稼ぎたい
そんなときは1日8時間以上、バイトをしたいかもしれません。
どうすればもっと働けるのか、代替え案を考えていきます。
① 同日の掛け持ちバイトは向かない
1日に8時間以上バイトしたいとき、掛け持ちバイトはおすすめしません。
なぜなら1日の労働時間は、2つの職場で働いた時間が合算されるから。
なので掛け持ちバイトをしても、結局1日8時間以上バイトはできないんですね。
黙っていたらバレないかもしれませんが、それでも労働基準法の違反となります。
最悪の場合、お世話になっている職場に迷惑がかかるので辞めておきましょう。
② 別日に単発バイトをするのがおすすめ
バイト代を稼ぎたいなら、単発バイトがおすすめです。
今のバイトが休みの日に、1日だけ働ける単発バイトを掛け持ちする。
この方法なら掛け持ちをしても、高校生活や今のバイト先に支障はでません。
なので高校生の場合はまず、土日のどちらか1日を使った単発バイトを探してみましょう。
実際に求人を探すときは、お祝い金がもらえる求人サイトを使うのがお得。
例えばマッハバイトという求人サイトなら、採用が決まったらお祝い金5000円~1万円がもらえますよ。
在宅バイトとしてお小遣い稼ぎをするのも良い
1日8時間以上のアルバイトが禁止されています。
なのでアルバイト以外の方法で、お金稼ぎをすることも検討しましょう。
高校生で手軽にできるお小遣い稼ぎにポイ活があります。
- アンケートモニター
- ポイントサイト
- 歩いてポイ活
- レシートアプリ
毎日、スキマ時間にコツコツとポイントを貯めるだけでOK。
貯まったポイントは現金化したり電子マネーやギフト券に交換できますよ。
こういったポイ活は外で働くのが苦手な学生にもおすすめ。
接客ナシのバイトと在宅のお小遣い稼ぎを組み合わせれば、稼げる額も増えます。
- 掛け持ちでも8時間以上は働けない
- バイトが休みの日に単発バイトが良い
- 在宅でお小遣い稼ぎもおすすめ
高校生が8時間バイトするときに乗り切るコツ
最後は8時間アルバイトするときの、働き方・休み方を見ていきましょう。
高校生活に影響が出ないように気を付けたいのは、『正しい休み方』になります。
バイトの休憩時間は”逆”を意識して休む
アルバイトの仕事内容によって、理想的な休憩時間の過ごし方は変わります。
例えば立ちっぱなしを仕事だったら、休憩時間は座ってジッとしていた方が良いですよね。
逆に座りっぱなしのバイトなら、休憩時間は散歩するなど体を動かした方がリラックスできます。
このように仕事内容と反対の行動をとることで、効率的に心と体をリフレッシュできますよ。
もし休憩時間で疲れが取れないときは、バイトの相性が悪い可能性があります。
他にもっと働きやすいバイトがあるかもしれないので、求人サイトで探すのも良いですね。
1日8時間バイトした翌日はしっかり休む
長時間アルバイトをした翌日に連勤するのは、疲れの元です。
もし連勤するなら、翌日のバイト時間を減らしてもらった方が良いですね。
高校生の場合は週40時間以上バイトできないので、長時間バイトの連勤もリスクが高いです。
あくまで高校生活を最優先した生活をして、余った時間でアルバイトをするような過ごし方が理想。
- 休憩時間は仕事内容の”逆”の過ごし方をする
- 長時間バイトしたときは連勤はしない
- 週40時間を超えるのも禁止されている
高校生は1日8時間までバイトできる
高校生は労働基準法により、1日のバイト時間は8時間までと決まっています。
さらに週40時間以上働くこともできないし、22時から5時までの深夜バイトも禁止です。
もしアルバイト代がもっと欲しいときは、バイトがない土日を利用した単発バイトがおすすめ。
あと日頃からコツコツ取り組めるポイ活など、アルバイト以外の収入増も検討しましょう。
アルバイトのやりすぎて身体を壊したり、勉強できず成績が下がらないように要注意。
高校生活と両立できる範囲内でのアルバイトを心掛けた方が良いですよ。