居酒屋のバイトは他のバイトと比べて、覚えることが多いわけではありません。
ただ日頃からお酒を飲んでいない人や、おつまみを知らない場合は苦戦します。
そこで今回は『居酒屋バイトで覚えること』について見ていきましょう。
メニューやお酒の覚え方や、仕事が覚えられない期間の働き方を紹介。
今のうちに予習しておくことで、早く一人前になれますよ。
居酒屋バイトは覚えることが多いのか?
そもそも居酒屋のアルバイトは、何を覚えればいいのか。
仕事内容や、新人時期に悩みがちなポイントを見ていきます。
① 居酒屋のアルバイトで覚えること
居酒屋でアルバイトするときは、次の3つを覚える必要があります。
まず1つ目は仕事内容。
ホールならお客さんを誘導したり、テーブルを片付けるなどの仕事がありますよね。
キッチンならサイドメニューを作ったり、盛り付けや皿洗いを担当することが多いです。
2つ目は料理名やお酒の名前について。
居酒屋でバイトするなら、メニューやお酒についての知識が必要になります。
ホールだとお客さんに聞かれることもあるし、キッチンもお酒を作る仕事を任されますよ。
そして最後3つ目は、接客のときに使う敬語。
お客さんに対しても、先輩や社員さんに対しても、最低限の敬語は必要です。
タメ口を使っていると、”失礼な従業員”だと思われ職場で孤立するので注意しましょう。
こうしてまとめると、居酒屋のバイトが特別、覚えることが多いわけではありません。
ただお酒や料理名など、普段からあまり飲食しないものは覚えるのが大変だと感じる人はいます。
② バイト初日は服装など職場ルールも覚える必要がある
働き始めの時期だと、職場のルールも覚える必要があります。
例えば私服で働く場合は、黒やネイビーのズボンでないといけないとか。
ネイルや香水は居酒屋バイトはダメだし、髪色も指定があるかもしれません。
マニュアルなどでハッキリ記載されていた方が用意するのは楽。
ただ個人経営の居酒屋などの場合は、”暗黙の了解”として職場ルールがあります。
もし服装などで悩んだら、無難なものを選ぶようにしましょう。
- 白のシャツ
- 黒のTシャツ
- 紺や黒のチノパン
- スカートの場合は丈が長め
- 黒のスニーカー
ダメージジーンズや、露出が多い服装は避けた方が無難。
制服がないお店もあるので、先輩の服装を参考に、自分なりの『バイト着』を用意すると良いですよ。
③ 働きはじめの時期は仕事を覚えられるかより馴染めるかが大事
働き始めてすぐの時期は、仕事を覚えられなくても当然です。
初日からすべての仕事を完璧にこなせる人はいません。
少しずつ覚えていって、一歩ずつ成長すれば問題ないんですね。
それよりも大切なのが、職場に馴染めるかです。
店長や先輩と上手くやっていけそうと思えるかの方が大事。
居酒屋は明るくて元気な人が多いので、そうじゃないと苦労するかもしれません。
- 業務内容・料理名やお酒・敬語を覚える
- 他のバイトと比べて覚えることが多いわけではない
- 最初は服装など職場ルールも覚える必要がある
- 記憶力よりも雰囲気に馴染めるかが大事
居酒屋バイトで覚えること!メニューやお酒の覚え方
次は業務・料理名・敬語に分けて、覚えることを見ていきます。
実際に覚えることは、店舗によって変わります。
ただ敬語は共通なので、今のうちに予習しておいて損はありませんよ。
① 業務内容を確認!トイレ掃除など覚えるのは簡単だけど嫌な仕事がある
居酒屋バイトは、ホールとキッチンで覚える内容が変わります。
ホールはどのお店でも大きく変わりません。
時系列で並べると、仕事をイメージしやすいですよ。
- 開店の準備
- お客を呼び込む
- お客を席まで誘導
- 水とおしぼりを渡す
- 注文を聞く
- 注文をキッチンに伝える
- 料理をテーブルまで運ぶ
- レジ対応
- テーブルの型付け
- トイレ掃除など閉店の準備
キッチンは店舗ごとに、仕事がガラっと変わります。
店長がどこまでアルバイトに任せるかで、調理補助の度合いが決まるんですね。
傾向としてはサイドメニューやお酒など、誰が作っても味が変わらないものを担当することが多いですね。
- 料理の仕込み
- サイドメニューの調理
- お酒を作る
- 盛り付け
- 皿洗い
- 厨房の掃除
個人的に居酒屋バイトで生理的にきつかったのがトイレ掃除。
仕事内容は簡単でも、嫌だと思う仕事もあるのは覚悟しておきましょう。
参考⇒居酒屋のバイトで病む瞬間8選!大変できつい環境【体験談】
② 料理メニューやお酒の覚え方!お酒は作り方も覚える必要あり
先ほどのような仕事は、実際に取り組む中で自然と体が覚えていきます。
その中で苦戦するのが料理メニューやお酒。
特に働き始めてすぐの時期だと、お客さんに聞かれて答えられない状況も出てきます。
できるだけ早く覚えるコツとしては、次の3つがあります。
まず1つ目は、紙に書くこと。
頭の中だけで覚えようとしても、記憶に定着はしません。
メニューの説明やお酒の作り方など、わからないことはメモしていきましょう。
そうすればメモ帳が、自分だけのオリジナルマニュアルになります。
2つ目のコツは、反復して記憶に定着させること。
1回ですべてのメニューやお酒を覚えることはできません。
なので質よりも量を重視して、スキマ時間に何回もメモを見直す習慣を作りましょう。
- 電車の通勤時間に復習する
- メモ帳をスマホに撮って見返す
- メニュー表もスマホで撮影しておく
- 家に帰ってからもメモ帳を見直す
- 寝る前に見ると記憶に定着しやすい
3つ目のコツは、声に出したり体で覚えること。
実際に職場で働くときは声に出したり、体を動かすもの。
なので料理名やお酒の作り方も、体で覚えていけるようにしましょう。
メモ帳に書きとめた仕事を、口に出して読んだりするだけでOK。
お酒の作り方も、先輩を思い出しながらマネしていくと記憶に定着しやすいです。
- ロック=氷のみ
- ストレート=そのお酒のみ
- ソーダ割り=お酒をソーダで割る
- 水割り=お酒を水で割る
居酒屋のアルバイトだと『本日のおすすめ』とか『欠品料理』は日によって覚え直すものもあります。
こういったこともメモ帳を活用すると、何度も先輩に聞きにいかなくて済みますよ。
お酒の作り方などもメモ帳に書いていき、自分だけのマニュアルを完成させていきましょう。
お酒はもともと好きだと、覚えやすいもの。
一度覚えて自分で作れるようになると、どんどん楽しくなってきますよ。
③ 居酒屋バイトで使う接客用語とは?セリフ一覧
接客用語に関しては、お店や店舗によって変わりはありません。
なので一度覚えてしまえば、将来どんな仕事をしても活かせます。
まず接客7大用語と言われている、超基本の用語から覚えていきましょう。
- いらっしゃいませ
(声量などは先輩たちと揃える) - 少々お待ちください
(先輩や社員さんに聞きにいくときに使う) - お待たせいたしました
(お客を待たせたときに使う) - かしこまりました
(お客から注文を受けたときや希望を言われたときに使う) - ありがとうございます
(“美味しい”とか”また来るね”と言われたときにも使う) - 恐れ入ります
(お客の要望に応えられないときに使う) - 申し訳ございません
(ミスをしたりクレームを受けたときに使う)
また接客用語の中には、間違えやすいポイントも隠されています。
よかれと思って敬語にしたけど、間違った使い方をしていることって多いんですね。
正しい敬語と一緒に覚え直しましょう。
- ○○円からお預かりします
⇒○○円、お預かりします - なるほどですね
⇒おっしゃる通りです - とんでもございません
⇒恐れ入ります - すみません
⇒失礼しました。申し訳ありません - おタバコのほうはお吸いになりますか。
⇒おタバコはお吸いになりますか。 - ご注文は以上でよろしかったでしょうか。
⇒ご注文は以上でよろしいでしょうか。
居酒屋バイトは酔っ払い客の相手をすることも多いです。
ネチネチと説教してくるオジサンもいるので、敬語などは覚えておいて損はありません。
あまりにも客層が悪い場合は、店舗選びが間違っている可能性もあります。
- ホールは時系列でまとめると覚えやすい
- キッチンは店舗によって任される範囲が変わる
- メモを取ったりスマホを活用すると覚えやすい
- 敬語は”基本”と”間違えやすい敬語”の両方を覚える
居酒屋のバイトで仕事を覚えられないときの対応
居酒屋のバイトは、最初は覚えるまで苦労するかもしれません。
そんな覚えられていない時期の働き方の工夫は、何かあるのでしょうか?
① バイトは暇な曜日や時間帯の方が冷静に働ける
新人の時期は、忙しい曜日や時間帯はなるべく避けた方が無難です。
お客さんが満席で忙しい時間帯は、テンパってミスが起こりやすいんですね。
先輩に聞きに行こうにも、先輩も忙しそうにしていて余裕はありません。
なので一連の仕事を覚えるまでは、平日など暇な曜日にシフトを入れてもらいましょう。
先輩や社員さんも時間の余裕があるので、ゆっくり丁寧に仕事を教えてくれますよ。
参考⇒飲食店のバイトでメニューが覚えられない!アプリを使った暗記法
② バイト先で質問できる人間関係を作る
働き始めてすぐは、わからないことがあるのは当たり前。
そこで最初は『相談できる人』を見つけておくと良いです。
優しい先輩や、穏やかな社員さんなど、質問に答えてくれる人がいた方が安心。
逆にすぐ怒るようなタイプの人には、質問しない方がいいこともあります。
ミスはあっても真面目に働いていれば、従業員から好意的な評価は受けられます。
その状態であれば質問したら、相手もきちんと対応してくれるはずですよ。
③ 半年経っても覚えられないときは別のバイトも検討する?
居酒屋のバイトは、仕事の流れであれば1ヶ月~2カ月で覚えられます。
細かい料理名やお酒の作り方も、半年あれば覚えるでしょう。
ただ半年経っても全く覚えられそうにないときは、居酒屋バイトが向いていない可能性もあります。
どんなアルバイトでも向き不向きがあり、それは居酒屋バイトも例外ではありません。
なので単純作業が多いアルバイトなど、接客以外の仕事も検討した方が良いですね。
- 慣れるまでは忙しすぎる曜日は避ける
- 質問しやすい先輩や社員を見つける
- 半年経っても覚えれないなら別のバイトも検討する
居酒屋バイトは覚えることが多いわけではない!ただお酒の興味は必要
居酒屋のアルバイトは、他のバイトと比べて覚えることが多いわけではありません。
- ホールとキッチン別の仕事
- 料理名やお酒の作り方
- 接客用語
この3つになるので、一度覚えてしまえば自然と体が反応するようになります。
ただ新人の時期で、お酒への興味がないと苦戦しやすいんですね。
そんなときはメモ帳やスマホのカメラを使って、何度も反復して記憶に定着させていきましょう。
居酒屋バイトは、同世代の男女で働けて一体感を感じられる職場です。
慣れてきたらバイト仲間など、出会いもあるかもしれませんよ。