バイトを長期休暇したからといって、いきなりクビになる可能性は低いです。
就職活動や帰省など、あらかじめ伝えていればお店側も対応ができます。
それに人手をたくさん確保しているお店であれば、シフト調整もできるかもしれません。
ただいきなり2週間~1ヶ月ほど休むと伝えると、受け入れてもらえるかは微妙。
今回はそんな『バイト先への長期休暇の伝え方』について見ていきましょう。
一般的には長期休暇をさせてもらえる職場は少ないです。
もし休暇を優先したバイト生活を送りたいなら、別のバイトに切り替えることも検討しましょう。
バイトで長期休暇を取るとクビになるのか?
バイト先へ長期休暇の申請をすると、クビになるのか。
職場の状況や、店長との関係性によって解雇される可能性が出てきます。
① バイトを休みすぎるとクビになることはある
結論から言えば、バイトを休みすぎるとクビになることはあります。
そもそも職場はスタッフを雇うときに、余分に人材を確保していません。
なので1人が長期休暇を取れば、残りのスタッフでシフトを回す必要があります。
あなたが長期休暇をすれば、バイト先は新人を採用するかもしれません。
そうなれば休暇明けに、あなたの居場所がなくなっていますよね。
このように実際にクビを宣告されなくても、事実上の戦力外となることはあります。
あなただけ休みすぎていると従業員と険悪になり、孤立して退職することもありえる。
もちろん職場によっては人材を多めに採用していたり、休暇を取れる可能性はあります。
私もスーパーで働いていましたが、就職活動の時期は半年ほど休めるよう配慮されていました。
従業員のほとんどが大学生だったので、順番に就職活動で休めたんですね。
このように職場全体でシフトを回せる環境にあれば問題ありません。
ただ現実的には一人だけ長期休暇を取るのは難しいでしょう。
基本的に職場をクビになるのは、仕事・シフト・人間関係の相性と関係します。
なのでそのうちの1つであるシフトの相性がマッチしなければ、続けるのは難しくなるんですね。
② 長期休暇の理由によってはやむを得ないこともある
休暇理由によっても、店長やスタッフがあなたに抱く印象は変わります。
例えば病気や怪我などで長期休暇が必要になるのであれば仕方ありません。
帰省や就職活動なども事前に店長に伝えていれば、対応してくれるかもしれない。
でも長期休暇の理由が”遊び”などであれば、他の従業員は納得できないです。
あなたが遊んでいる間、他の人は希望するシフトより多く入らないといけないですよね。
あなたが休む期間が繁盛期であれば、余計に従業員のイライラは溜まる。
そんな自分勝手な休み方をしていれば、クビのリスクも高くなっていきます。
長期休暇したいときに大切なのは伝え方。
できるだけ早く、そして周りの人が納得するような理由であることが重要になります。
(詳しい伝え方は後で解説しています)
③ バイトを長期休暇後にクビになる?前兆について
長期休暇できたとしても、休暇明けに以前と同じように働けるとは限りません。
クビとハッキリ言われなくても、あなたから『辞めます』と言って欲しいアピールを職場が出すかもしれません。
- あなたが休んだ間に新人を雇っている
- 休み明けもシフトを入れてくれない
- 自分だけ早上がりさせられる
- ミスをしても注意されなくなった
こういった状況であれば、働きにくさを感じるかもしれません。
お店側もあなたから『辞めます』と言って欲しいと思っているかも。
なので強引に長期休暇を取るようなことも避けましょう。
無理をして今のバイトを続けるくらいなら、もっとマイペースに働けるバイトに変えた方がいいですよ。
参考⇒自分だけシフトカットされたら辞めるべき?働けないときの対応
- いきなりクビになる可能性は低い
- ただお互いのシフトが合わないと解雇理由になる
- クビにならなくても間接的に辞めてほしいアピールがあるかも
- 大切なのは長期休暇したいときの伝え方
- またはマイペースに働けるバイトに変えること
バイトで長期休暇が欲しい!帰省など1カ月ほど休むときの伝え方
長期休暇は店長が受け入れてくれるかはわかりません。
他の従業員にも負担がかかるので、希望が通るかは不明。
そこで大切になってくるのが、長期休暇したいときの伝え方となります。
① バイトを長期休暇したいときはタイミングが早い方がいい
まず店長に伝えるタイミングですが、早ければ早い方がいいです。
なぜなら早く伝えれば、店長が事前に対応できるかもしれないから。
他のスタッフに声をかけて、あなたが休む分のシフトを埋められるかもしれない。
もしくはチェーン店であれば、他の店舗からヘルプをお願いすることもできますよね。
こういった対応はギリギリのタイミングになるほど難しくなります。
なので長期休暇したいときは、できるだけ早く店長に伝えること。
就職活動など学生関連のイベントについては、お店側も覚悟しているはずです。
なので店長が暇な時間を狙って話しかけてみましょう。
お互いの希望を伝えれば、長期休暇ができるかもしれません。
② バイトを休暇する理由は?期間も明確に伝える
実際に伝えるときは、必ず聞かれることがあります。
それが『理由』と『期間』について。
まず休暇理由で、店長が長期休暇を受け入れるかどうかが決まります。
先ほども言いましたが、病気や怪我で物理的に働けないのであれば仕方ありません。
1週間~2週間の帰省なども、早めに伝えれば受け入れてくれることが多い。
逆に遊びや旅行であれば、許可されない可能性が高くなります。
お店側が『それなら仕方ないね』と言える理由であることが大事なんですね。
そして次に聞かれるのが休暇期間です。
長期休暇といっても1週間や2カ月など、目安となる期間はバラバラ。
なので店長にはできるだけ具体的な期間を提示しましょう。
例えばインフルエンザなど体調不良であれば10日間ほど休みが欲しいとか。
留学や帰省も事前に期限を決められるので、店長に伝えることができます。
一方で入院や就職活動など期限がわからない場合もありますよね。
そのときはバイト先がどのように配慮してくれるかで、休めるかが変わります。
少人数でシフトを回すお店であれば、就職活動で数カ月休むのは難しいです。
お店側の本音としては、あなたが辞めて新人を採用した方がシフトが回しやすいはず。
なので無理を言って籍を残すより、退職した方がいい場合もあります。
私のバイト先でも、就職活動で休む人と、就職活動で辞める人がいました。
就職活動終わりに復帰したいかどうかなども関係するので、話し合いは早くするのが重要なんですね。
③ バイトを休みすぎると気まずい!他の従業員への配慮
長期休暇するときは店長だけでなく、従業員への配慮も必要です。
なぜならあなたが休む間は、他の誰かがあなたの代わりに働くことになるから。
当たり前のように何度も休んでいれば、嫌われて孤立するかもしれません。
なので長期休暇するときは、仕事量のバランスを取るように心がけましょう。
例えば長期休暇前は、他のスタッフよりもたくさんシフトに入る。
また休みたい従業員がいたら、代わりにシフトに入ってあげるのも良いですね。
一緒のシフトになったスタッフの仕事を手伝ってあげるのもいいでしょう。
仕事やシフトは、従業員全員が協力し合ってこなしていくもの。
なので長期休暇というワガママを通したいなら、その前にあなたが仕事量を増やした方がいいです。
その姿勢を見せれば、あなたが休みたいとき、他の人が協力的になってくれるかもしれません。
バイト同士で仲が良ければ、お互いに休みたい日にシフトを代わることも可能です。
例えばあなたが長期休暇したいときは、あなたのシフトにAさんが入る。
そのあとにAさんが長期休暇に入り、そのAさんのシフトにあなたが入るという形ですね。
これであれば店長もシフトに穴が開くわけでもないので了承してもらいやすいですよ。
また長期休暇明けは、お土産や粗品を持参するのも良いですね。
迷惑をかけたお礼を、形にして表すことができます。
- 店長にはできるだけ早く伝える
- 休暇理由と期限も同時に伝える
- (長期休暇が難しそうなら退職も検討)
- 他のアルバイトへの配慮も必要
- 他のバイト同士でシフトを交換する案もある
バイトで今後も長期休暇が欲しいとき
旅行など今後も長期休暇を取りたいとき。
そんなときは今のバイトを続ける努力をするという選択肢。
そして別のバイトに変えるという選択肢があります。
① 今のバイトを続けたいなら信頼関係と公平さがカギ
今のバイトを続けながら長期休暇も欲しい
そんなときは休暇を取らない期間での働き方が重要になってきます。
例えば普段から誰かがシフト調整で困っていたら、あなたが変わってあげる。
仕事で困っている姿をみたら、あなたがフォローしてあげる。
このように助ける側に何度も回っていたら、今後も長期休暇も取りやすいです。
バイト仲間が助けてくれたら、店長も許可を出しやすいですよね。
真面目に働いている姿を、店長やバイト仲間に見せるようにしましょう。
長期的に見て仕事量が同じくらいになるのであれば、長期休暇も取り続けられるかもしれません。
② 長期休暇を優先するならバイトを辞めた方がいいかも
今後も長期休暇を優先してシフトを組みたい
そんなときはシフトの自由度が高いバイトに変えた方がいいかもしれません。
ほとんどの職場は、誰か1人が長期休暇を取ると負担が増えるようになっています。
なのでもともとシフト自由で働きやすい職場に変えた方がストレスが無くなりますよ。
例えばコールセンターや軽作業などのバイトが代表的になります。
大勢の従業員がいるので、シフト自由の求人が多いんですね。
もしくは働きたい曜日を希望して、その日の単発バイトを紹介してもらえる派遣に登録するのも良いでしょう。
それに在宅ワークであれば、働く量を自分のペースで調節できます。
このように休暇の取りやすさを維持できる働き方はたくさんあります。
なので長期休暇を反対されたのなら、無理をして今のバイトを続ける必要はないんですね。
③ バイトを辞めるときの報告やタイミングについて
もしバイトを辞めるとなると、どのタイミングで辞めるかがポイントになります。
例えば長期休暇を取りたい時期の前に辞めたら、バイトのことを気にせず休暇を満喫できます。
逆に長期休暇後に”辞めたい”となると、さらに職場で反感を買うかもしれません。
『ずっと休んで復帰したかと思えば、すぐ辞めるのか!』と怒られるかも。
なので理想では、長期休暇を取る時期の前に辞めた方がいいでしょう。
退職日の目安としては、報告してから1ヶ月後となっています。
もし退職報告に抵抗があるなら、以下の記事も参考にしてください。
- 今のバイトを続けたいなら助け合える関係性を作る
- 長期的に見た仕事量が公平になるようにする
- 休暇を最優先にしたいならマイペースに働けるバイトに変えた方がいい
- バイトを辞めるなら休暇前に辞めた方がいい
バイトの長期休暇は難しい!休暇を優先するならバイトを変えるのもあり
バイトは基本的に誰かが長期休暇をとれる余裕があるほど、人材を入れていません。
なので急に休みたいと言われると、店長はシフト調整が難しくなります。
病気や怪我などやむを得ない事情であれば、周りも協力してくれるかもしれない。
ただ遊びなどが理由であれば休暇自体が許可されないこともあります。
まずはできるだけ早き段階で相談して、休暇の期間や希望を伝えてみましょう。
もし休暇を優先したいなら、もっと自由度が高いバイトに変えた方がいいですね。
シフト自由のバイトであれば、働きたい曜日や時間帯を選ぶことができますよ。
無理をしてバイトを続けていても辛いだけですし。