- 引きこもりやニートを辞めてバイトをスタートさせたい
- でも自分が働ける職場があるか不安
- 働く姿なんて想像するだけで緊張する
このように引きこもりやニートで社会との関係を断っていると、アルバイトを始める時に人一倍、緊張して不安が大きくなります。
そこで今からニートでバイトを始めるときに怖い原因と、ニート向けのバイトを紹介します。
私の後輩が高校卒業後にニートになり、一緒にアルバイト探しをするなど協力した経験をもとにお話ししますね。
後輩も今は充実してアルバイトを続けることができ、次は正社員に昇格するんじゃないかというところまできています。
目の前のステップを1つ1つ登ることで、世界が変わっていきますよ。
引きこもりやニートでバイトを始めるときに怖いと思う原因
どんな人にもおすすめできるバイトなんてありません。
働きたい時間や性格によって、その人に向いてるアルバイトは変わります。
そこでまずはバイトのどんなことが怖いのかをハッキリさせましょう。
不安を感じる場面がわかれば、働きやすい職場を見つけるヒントになりますよ。
① 引きこもりやニートからバイトを始めて社会に出るのが怖い。働けるのか不安
これまでニート生活をしていたのに、いきなりバイトを始める。
とても勇気がいることだし、『自分に本当にできるのか』と不安になりますよね。
こんなときはまず、世の中にある色んなアルバイトを知ることから始めましょう。
『アルバイト=接客』というイメージがありますが、それは違います。
たった一人の職場で働く夜間の警備員バイトや、家で働く在宅ワークなど。
あなたが『これならできそう』と思えるバイトの候補を何個も探してみてはいかがでしょうか?
いきなり自分を変えようと、接客業や体育会系のバイトに応募するのも良いかもしれません。
でも急に働くのが怖いと思う時は、少しずつ始めるのが良いですよ。
(ニート向けのバイトについては後で具体的にお話しします。)
② バイト先の同世代と上手くやれるのか不安で求人を決められない
- 周りのアルバイトと一緒に働けるか不安
- ニートって知られても大丈夫かな
- 迷惑をかけてしまうかもしれない
こんな風に仕事だけでなくバイト先の人間関係に不安を感じるケースもあります。
周りからどう思われているかを心配したり、馴染めるか怖いと不安かもしれません。
こんな不安を減らすためには、まずアルバイト先の下見をするのがオススメ。
実際に求人に応募する前に職場をチラッと見て、どんな人が働いているのかをチェックします。
『この人たちとなら上手くやれそう』と思ったら、応募にも前向きになれますよね。
あとは仕事によっては職場に誰もいないバイト屋、在宅ワークもあります。
働き方によって人間関係の不安を感じないこともできますよ。
③ 引きこもりやニートだとバイトの面接をするのが怖いし緊張する
アルバイトの前に立ちはだかるのが面接。
自分を評価されて合否を下されるなんて、想像しただけでも怖いですよね。
こんなときは2つの方法があります。
それが『面接対策をする』と『面接がない求人を選ぶ』
面接対策で心掛けたいのが客観的な視点です。
面接で大切なのは、あなたが緊張しているかではなく、面接官にどう見られているか。
それを知るためにできる対策が、スマホのカメラで自分の模擬面接を撮影するという方法。
自分の部屋で椅子を向かい合わせに設置して、向かい側にスマホのカメラを動画モードにしておきます。
そして面接をイメージしながら質疑応答をして、終わったらカメラで撮影した動画を確認するという練習方法。
これで面接官からあなたがどう見えるかを確かめることができます。
『思ったより声が小さい』とか『早口で聞き取りづらい』など新しい発見がありますよ。
面接では緊張することを踏まえて、意識的に大きな声でゆっくり話すように心がけましょう。
2つ目の『面接がない求人』については、後で話すニート向けのバイトで紹介します。
④ 面接に何度も落ちると、次に応募するのが怖くなる
- 勇気を出してバイトの面接に応募してみた
- でも不採用で落ちてショック。もう応募できない…
このように勇気を出して面接を受けたのに落ちたら、次にまた面接するのが怖くなることがあります。
このときに取れる対策も『面接対策をする』か『面接がない求人に応募する』のどちらかですね。
アルバイトの面接というのは基本的にマイナス査定になります。
正社員の面接は『この人が良い』という決め方ですが、アルバイトの面接は『この人は無理だ』と判断されたら不採用に。
アルバイトの面接でマイナスの印象を与えてしまうのがシフトですね。
お店側が入ってほしい曜日と、あなたが希望する曜日がマッチしなければ、そもそも採用する理由がなくなってしまいます。
逆に人手不足の曜日に入れることをアピールしたら、すごく好印象。
求人情報に『土日歓迎』とか『夜間に働きたい人ぜひ』という言葉があるはずです。
その曜日に働けるなら、面接でアピールしてみると良いですよ。
あと面接でマイナスの印象を与えてしまうのが第一印象です。
第一印象で気を付けたいのが清潔感。
ヨレヨレの服や、髪にフケがあったり、爪が伸びていると印象は悪くなってしまいます。
接客業で清潔感がないなら採用するわけにはいきません。
接客業じゃなくても、不潔な人は仕事もルーズだと判断されて不採用になりやすいので注意しましょう
- 寝癖はないか
- フケが肩にかかっていないか
- 爪は切ったか
- シャツはアイロンをかけているか
- シャツはズボンに入れているか
- 背筋は伸びているか
- 香水をかけていないか
引きこもりやニート向け初めてのバイトにおすすめ!受かる求人の探し方
先ほどの苦手な場面を踏まえながら、ニート向けのバイトを見ていきます。
ニートにおすすめできるバイトは、次の3つの共通点があります。
あなたはどれなら取り組めそうですか?
① 引きこもりやニートでも受かる単発・短期バイトで少しずつ慣れていく
まず最初に検討するのが単発・短期バイトです。
文字通り1日~数日の短期間だけ働くアルバイト。
なのでもし『このバイト合わない』と思っても、長期バイトとは違いすぐ契約が終了するので安心。
短期バイトなら仕事が単純作業で覚えやすいし、負担も少ないですよ。
- 皿洗いのバイト
- 商品カウント
- ティッシュ配り
- アプリの動作チェック
- 試験監督
- 交通量調査
毎回、単発バイトに応募するのは面倒なので、登録制の日雇い派遣会社を利用するのも良いです。
空いた日にチェックを入れると、その日に働ける単発バイトを紹介してくれるというシステム。
単発バイトに慣れて来たら登録制の派遣会社を検討しましょう。
② ヒトよりモノと向き合うバイトが向いている?接客のトラウマを抱える心配がない
ニート向けのバイト、2つ目の共通点は『モノと向き合う仕事』です。
仕事は大きく分けて『ヒトと関わる仕事』と『モノと向き合う仕事』に分けられます。
明るくて積極的にコミュニケーション能力が高い人は人と関わる仕事に向いています。
逆にコツコツと目の前のことに取り組める人はモノと向き合う仕事の方が向いています。
ニートでバイトに応募するのが怖いときは、まずモノと向き合う仕事を選んではいかがでしょうか?
- 工場の軽作業(梱包・検品・シール貼り)
- チラシのポスティング
- ティッシュ配り
- ホテルの配膳
- ウーバーイーツ
ずーっとモノと向き合うバイトだったり、人とあまり関わらない仕事なら、人間関係の悩みがありません。
対人関係での不安が大きいなら、まずモノと向き合う仕事を中心に探してみませんか?
実際に求人を探すときは、お祝い金がもらえる求人サイトを使うのがお得です。
例えばマッハバイトという求人サイトから応募すれば、お祝い金5000円~1万円がもらえますよ。
③深夜・早朝のバイトも人と関わらない仕事が多い
職場に人がいないバイトも取り組みやすいかもしれません。
例えば夜間の施設警備のアルバイト。
ほとんどの時間を一人で過ごすので、職場の人間関係で不安を感じる必要はありません。
早朝バイトなら新聞配達も同じですね。
人づきあいが苦手でも、真面目な人が評価される仕事です。
もしキレイ好きだったら、閉店後の清掃バイトも候補になります。
施設のエリアを担当して清掃するので、あまり人と関わらずに仕事ができます。
- 単発・短期の仕事
- モノと向き合う仕事
- 早朝・深夜の仕事
引きこもりやニートがいきなり取り組むのにオススメできない長期バイト
次はニートにおすすめできないバイトの共通点について見ていきます。
最終的に何を選ぶかは、あなた次第ですが、いきなり応募するのはリスキーな仕事もあります。
特に次の3つのバイトは、よほど自信がある場合以外は慎重になった方が良いですよ。
① 体力ありきのバイトは失敗しやすい
1つ目のバイトは体力が必要な仕事です。
イベントスタッフの設営・撤去のバイトだったり、引っ越しバイトですね。
こういったバイトは運動部で体力がある若い人向けの仕事になります。
さらに人間関係も体育会系というか、厳しいのが特徴。
体育会系の部活をしていたのなら慣れているかもしれませんが、怒鳴られたりも珍しくはありません。
これらの要素から、ニートからいきなり応募するのはリスクが高いです。
自分を変えたいと思って弱点を鍛えられるバイトとして選ぶのも慎重になりましょう。
仕事は弱点克服ではなく、あなたの長所を活かす場所です。
②接客が必須のバイト
2つ目のバイトは、接客が主な仕事内容になるバイト。
スタバ店員などオシャレなカフェのバイトや、居酒屋などは接客がメインの仕事となります。
接客バイトを長く経験した私の意見で言うと、お客全員が優しいわけではありません。
意味不明なクレームをしてくる人もいるし、酔っぱらった客の対応をすることもあります。
こういった接客ありきのバイトも、いきなり始めるのはストレスがかかる業種。
最終的な目標に設定するのは良いですが、最初に応募するバイトとして向いていないでしょう。
③事務職は電話応対への苦手意識による
接客がないバイトとして事務職が候補にあがるかもしれません。
データ入力やコールセンターなど事務なら、お客と顔を合わせた接客は無くなります。
ただ事務系のバイトで注意したいのが電話対応に苦手意識があるかどうか。
もしお客との電話対応にマイナスなイメージがあるなら、応募は避けたほうがいいでしょう。
事務系のバイトの多くは電話対応が求められます。
取引先などと敬語でスムーズに話せる自分が想像できないなら、今はハードルが高いかもしれません。
コールセンターなどのバイトもストレスが多いと聞きますし。
どうしても引きこもりやニートでバイトが怖いとき!在宅からの始め方
- 働くまでの流れも確認した
- ニート向けのバイトもわかった
- でもどうしても怖くてバイトを始められない
社会に出るときは不安も大きいので、いきなりバイトを始めるのはハードルが高く感じるかもしれません。
そこで最後に、バイトがどうしても怖いヒト向けのステップアップ方法を紹介します。
(以前ニートだった私の後輩が実際に行った流れとなります)
引きこもりやニートでバイトが怖いなら在宅ワークから始めよう
ニートだった後輩が最初に取り組んだのが在宅ワークでした。
在宅というと専門スキルが必要なイメージもありますが、実際はそんなことはありません。
専門的な知識や能力がなく始められる在宅ワークもあります。
- アンケートモニター
- 試供品モニター
- ポイントサイトの活用
- データ入力
- Webライター
- 覆面調査員
これらの在宅ワークは単価が低く稼ぎにくいですが、対人関係のストレスが0の仕事。
まずはこういった在宅ワークから『働く』という体験をしてはいかがでしょうか?
少しずつ在宅ワークに仕事に慣れてきたら単発バイトへ
在宅ワークで働くことに慣れて来たら、次は実際に外に出てアルバイトを検討しましょう。
そのまま在宅ワークを続けてもいいのですが、もっと単価の良い仕事を求めるならアルバイトが向いています。
負担の少ない1日だけの単発バイトをして、外で働くという行為に慣れていきます。
ティッシュ配りやポスティングなどは人との関りも少ないアルバイト。
私の後輩も最初はポスティングから始めて、慣れて来たら皿洗いのバイトなどをしていました。
短期バイトから長期バイトへ!最初の辛い時期を乗り越える2つのコツ
単発バイトに慣れて来たら、いよいよ長期的なバイトを検討します。
面接でもバイト経験があると答えられるので、長期バイトでも採用されやすくなりますよ。
長期バイトになると覚える仕事量が増えたり、人間関係も多少は増えてきます。
そこでコツとして意識したいのが2つあります。
まずは仕事に関することを『メモに覚えさせる』ということ。
どんな仕事もメモをして、まず最初にメモに仕事を覚えてもらうんです。
メモを取れば周りにも真面目に取り組んでいることが伝わりますし、教えてもらいやすくなります。
メモに仕事を覚えてもらい、そこから空いた時間を利用して、メモを見返しながら仕事を覚えていく。
この方法が効率的だし、同じことを何度も周りの人に聞かなくてすみますよ。
2つ目のコツは人間関係について。
職場の人全員と仲良くなろうとすると大変です。
そこで意識したいのが『誰とでも仲が良い人と、最初に仲良くなること』
職場にはムービーメーカーというか誰とでも分け隔てなく話せる人がいます。
その人とさえ仲良くなれば、他に人ともその人を介してスムーズに仲良くなれます。
全員と仲よくしようと思うと負担になるので、最初は1人だけと交流を深めていきましょう。
- 最初は在宅ワークから始める
- 慣れたら人と関わらない単発バイトをする
- 最終的に長期バイトにチャレンジする
引きこもりやニートでもバイトは始められる。怖いときは少しずつステップアップ
ニート生活が長くなればなるほど、外に出てアルバイトすることに抵抗がでてきます。
でもそんな状況を何とか変えたいと考えているなら、少しずつステップアップする始め方はいかがですか?
自信があるならいきなり長期バイトに応募してもいいでしょう。
ただもしバイトを始めるのが怖いなら、まずはマイペースに取り組める在宅ワークがおすすめ。
そして働くことに慣れて来たら、少しずつ単発バイトを始めて、外で働くことを体験していきます。
最終的に長期バイトを始め、同僚とも仲良くなれば最高ですよね。
その最終目標のためにも、まずは『これならできそう』と思える仕事を探してみましょう。