- 声が小さくいから厨房までオーダーが届かない
- 店長に声が小さいとよく怒られる
- 声出しが苦手だからお客の呼び込みができない
飲食店や接客業をしていると、声が小さいことが不利になることがあります。
自分では一生懸命に働いているつもりだし、実際にキチンと働いている。
でも声が小さいだけで本気で働いてない、手を抜いていると勘違いされることも。
今回は飲食バイトや接客バイトで大きな声を出すトレーニングをお話しします。
まずはトレーニング前の準備を確認しましょう。
バイトで声が小さいと怒られる原因!飲食店の”活気”が関係してる
声量を鍛えるトレーニングの前に準備をしておきます。
トレーニングだけ無意味にやっても効果は薄い。
まずは声量を改善する前に、心の準備をしておきましょう。
バイト中に緊張して声が出ないことを気持ちだけで何とかしようとしない
『なんとか声を大きく出さないと』と思えるあなたは真面目な性格なはず。
でも緊張したり萎縮すると、ますます声は小さくなってしまいます。
声が小さいのは根性とか気持ちの問題と思われがち。
でも実際は腹筋や通りやすい声の出し方など、技術も関係してくるんですね。
だから自分を責めるのは今日で辞めて、まず技術を身につけることに意識を向けましょう。
バイト中に声が小さいと怒られるとき!怒る人とシフトをズラす
何度も怒られてると、ビクビクして余計に大きな声を出せなくなってしまいます。
そこでトレーニング中や成果が出る前は、怒ってくる人と一緒に働く時間を減らしましょう。
曜日や時間帯などシフトをずらせるのが一番ですね。
あとは声を必要としない別の仕事を率先してやるなど、怒られそうな状況を避けるのも効果的です。
バイト中の声が小さいのか通らないのか?自分の声は録音で客観視する
声を出す技術を身につける前に、まず現時点での自分の声を知っておきましょう。
あなたの耳で聞こえるあなたの声と、相手の耳に届くあなたの声は違います。
スマホアプリのボイスレコーダーを使えば、自分の声を客観的に知ることができます。
どのように声が変わっていくのかを知れば、成果もわかりやすいですよ。
接客のバイトで声が出ないとき!声出しが苦手でもできる練習とコツ
- 声が小さいことを精神的な原因にしない
- 怒る社員と一緒に働く時間を減らす
- トレーニングする前の自分の声を知る
この3つの準備をしたら、次はいよいよ声を出す練習を実践。
筋肉を鍛え意識を変えて、声が相手に届くように改善していきましょう。
もともとの声が小さいなら発声の方法を知る!声が通らない人必見
グッと緊張すると体の筋肉も固まりますよね。
それと同じで声も、緊張すると喉周りがグッと固くなってしまいます。
なのでまずは体の緊張をほぐすことから始めましょう。
お腹の筋肉を緩めるために背骨を伸ばす。
あとは口を大きく広げたり、首のストレッチをします。
顔の筋肉をほぐせば接客中の笑顔も作りやすいですよ。
参考⇒接客のバイトなのに笑顔ができない!自然な営業スマイルの作り方
“いらっしゃいませ”の声が小さい!お客さんや厨房への声かけの意識改革
これは「声が小さい」と注意された私が実際にやっていた意識改革です。
方法はカンタンで、相手より2m先にいる人に声をかけるイメージで話しかけるというもの。
実際は目の前に相手がいるけど、頭の中で2m先に人をイメージ。
そのイメージした人に話しかけるような声量で、相手に話しかけていました。
(無意識に出る声量の1.2倍増しくらいですね。)
大きな声を出さないとと思うと上手くいきませんでした。
それよりも遠くの人に話しかけるというイメージのほうが、私はしっくりきたんですね。
最初は慣れるのに苦労しましたが、1週間もすれば自然とできるようになります。
あくまで私個人の声を出すときのコツですが、一度トライしてみてはいかがでしょうか。
初バイトで声が出ないならフレーズを丸暗記!緊張が薄まれば声も出せるようになる
働き始めたばかりで仕事をまだ完全に覚えていないとき。
こんなときは不安が大きいので大きい声を出しづらいのも当然です。
精神的な不安を減らすためには、接客フレーズを丸暗記するのが一番。
上手な接客をしようと頭で考えると不安になりますよね。
それよりも「こう聞かれたらこう返す」とパターン化して丸暗記した方が自信をもって接客できるようになります。
『いらっしゃいませ』
『何名様ですが』
『おタバコは吸われますか』
『こちらメニュー表になります』
『何か御用がありましたら、呼び出しボタンを押してください』
このように接客の流れを丸暗記するだけで、仕事中の不安がなくなり自信が出てきますよ。
あと実際に接客フレーズを覚えるときは、体を動かしながら覚えるのが効果的。
参考⇒飲食店のバイトが覚えられないとき!記憶力に頼らない解決案
頭で覚えると接客中に思い出しながら接客しないといけません。
それより体で動かしながら身につけたほうが、接客中も体が自然に動くようになるのでお試しください。
声が低いとか小さいなら先輩をモノマネして声のトーンを変える
筋肉の緊張をとって、実際の相手より通り人に届けるイメージで声を出す。
これでも声が小さいと言われるなら、声質を変えてみましょう。
もしかすると相手が聞き取りにくい声になっている可能性があります。
電車に乗ってると、車掌さんの声につい耳を傾けることってありませんか?
これって実は車掌さんはわざと、声を変えてアナウンスしているからなんです。
雑音だらけの車内でも、自分の声が通るように声質を変えているんですね。
それをマネして、相手に話しかけるときに声のトーンを1つ高くしてみましょう。
いつもと少しだけ違う声を出せば、相手の耳に届きやすくなります。
それにあなたが声を届けようと頑張っているのも伝わります。
低い声は店内で埋もれやすく、相手が気づきにく。
だから声を少しだけ高くして、相手が気づきやすい声質に変えるのも効果があります。
どうしてもバイト中に声が小さいままでなら乗り換えも検討
- ここまで一生懸命にしても注意される
- または改善する兆しが全然見えない
こんなときは、あなたに合ったバイトに乗り換えるのも検討すべきです。
確かに世の中のバイトは接客業が多いです。
でも求人サイトをよく探せば、大きな声を必要としない仕事はたくさんありますよ。
バイトは声が小さいからとクビにはならない!ただ接客業がしたいなら小さな喫茶店が良い
もし接客業を続けたいなら、大きな声を必要としないお店を探しましょう。
例えば店内が狭い喫茶店とかですね。
店長が個人がやってる喫茶店は、常連さんもたくさん来客します。
チェーン店みたいな大きい声での接客は、むしろ『声大きすぎ』と思われるかも。
実際に喫茶店に入ったときの店員さんの声を聴いてみましょう。
たぶん接客というより、日常会話くらいの声量だと気づくはずです。
コンビニなど接客が必要なバイトを避ければ、声の大きさは無意味
もし接客自体に向いてないと思ったら、接客がないバイトに切り替えるのもアリです。
運送するダンボールを仕分けたり、工場で商品にシールを貼る仕事など。
求人サイトには接客がない仕事が、けっこう埋もれています。
ヒトと向き合うよりモノと向き合う仕事をしたりなら、求人サイトを活用しましょう。
逆にタウンワークなどの求人誌は接客系が多いのでスルーして構いません。
バイト中に声が出ないことに苦しまないで!声の出し方を学ぼう
今回は大きい声が出せないときの対応についてお話ししました。
まずは『声が小さい』と怒る人を避けて、萎縮しないようにしましょう。
そのあとに声量を鍛えるトレーニングをしたり、実際より遠い場所にいるイメージをするなど声量を改善していきます。
もしそれでも注意されたり『この仕事は向いてないな』と感じるなら、他のアルバイトを探すタイミングかもしれません。
参考⇒飲食店のバイトに向いてない?向かない人の特徴と辞める基準
世の中にはたくさんのアルバイトがあります。
必要以上に自分を責めずに、もっとあなたらしく働ける職場を探してみませんか?