- なんとなく飲食店でアルバイトがしたい
- でも履歴書の志望動機なんてねーよ!!
- 面接で志望動機を聞かれてたらどうしよう
代表的なアルバイトの1つである『飲食バイト』
常連さんと仲良くなり、休憩中のまかないが美味しくて、職場で友達ができたり恋人ができるかも…
時給や待遇だけじゃない隠された魅力が多いのが飲食店でバイトするメリットでもあります。
そんな飲食バイトの採用を勝ち取るための、最初のハードルが履歴書。
履歴書は面接官と会う前の、あなたの第一印象。
履歴書に何が書かれているかで、会う前から『きっと〇〇な子だろうな』と想定されています。
どうせなら面接前に良い印象を持ってもらいたいですよね。
そこで今から『飲食店専用の志望動機の書き方』についてお話しします。
履歴書の中でも個人差がでる志望理由の欄に何を書くか。
ウソをつかない範囲で、お店からの評価も高める志望理由を考えてみませんか?
飲食店のバイトでの志望動機の作り方!履歴書で必要な志望理由のコツ
今から志望動機の書き方についてお話ししますが、その前に大事なことを確認します。
それは面接する側は、履歴書の志望動機自体は評価していないということ。
そもそも『これを書けば採用される』という志望動機なんてないんですね。
全く同じことを書いても、採用される人もいれば不採用の人もいる。
何が違うかというと『この子はキチンと働いてくれるか』と思われたかどうかです。
面接官は履歴書の志望動機と実際の面接の受け答えで、『キチンと働いてくれるか』を判断しています。
参考⇒飲食店のバイトの面接を攻略!当日の服装や髪型チェックリスト
- 長く働いてくれそうか(すぐ辞めたりしないか)
- 真面目に働いてくれそうか(サボったり無断欠勤しないか)
- 他のバイトの子と仲良くできそうか(職場の空気を壊さないか)
『この子はキチンと働いてくれそう』という志望理由を書くには、正直に書くのがコツ。
もし評価を高くしようとウソをついて、面接中にバレたら印象は最悪。
『働いてからも都合のいいウソをつくんだろうな』と判断せざる得ないので、採用する理由が無くなってしまいます。
『でも正直に書くなんてムリ。書く内容がないよ』
そう不安になってしまうかもしれませんが大丈夫です。
次の3STEPを踏めば、正直で好印象な志望理由を作ることができますよ。
飲食バイト用の志望理由の書き方!未経験でも大丈夫3ステップ【例文付】
ではさっそく今から履歴書や面接で伝える志望理由を作っていきましょう。
次の3つのステップを1つずつ実践してみてください。
メモ帳やノートがあると便利ですが、スマホのメモ帳アプリでも作れますよ。
STEP① 志望動機がない?”家から近い”や”生活費のため”などどんな理由でも書く
まず自分に正直に『このお店で働きたい』と思った理由を箇条書きにします。
お店側に見せるわけではないので、理由は何でも構いません。
よくある志望理由の本音でいうと以下のような理由が多いですね。
- 家から近い
- 学校から近いから”ついで”で寄れる
- 他のお店と比べて時給が高い
- お店がガラガラだからラクそう
- 可愛い娘(もしくはイケメン)が多いから出会い目的
- “週2日からOK”って書いてたから
- まかないが美味しいってネットの口コミで見た
アルバイトをしようと思ってる人も、こんな感じでバイト先を選んでいます。
当時、飲食店でバイトをしていた私も本音ではこんな感じでした。
まずはどんな理由でもいいので、正直に志望理由を書いていきます。
STEP② 自己PRに書き換えられる応募理由をピックアップ
先ほど出した応募理由の中から、使えるネタと使えないネタに振り分けていきます。
振り分けるときの基準は『キチンと働ける印象を与えられるか』です。
例えば『家から近い』という志望動機は、『バイト先に通いやすい』と書き換えることで『長く働いてくれそう』とアピールできます。
『土日祝日も入れる』と言っても『忙しい日もシフトに入ってくれる』と受け取ってくれますね。
また『時給が高い』という志望動機は『学費などで親の経済的負担を減らしたいから』と書き換えましょう。
これにより『真面目に働いてくれる』という印象を持ってもらえます。
下心がある『出会いを期待してる』という理由も、『明るい接客に惹かれ、ここでなら元気よく働けると思った』と書き換える。
これで面接をする側の社員さんは『職場の子ともうまくやっていけそう』とイメージがわきます。
このように最初に話した『キチンと働いてくれるか。(長期的に真面目に仲良く働いてくれるか)』
これに書き換えられる志望理由をピックアップします。
書き換えられない志望理由は言わなくてOK。わざわざ伝える必要はありません。
STEP③ 志望動機は結論から書こう!ビジネス文書では起承転結はNG
私が社会人になってから履歴書を見る機会が増えて感じるのは、『書く順番が惜しいな』ということ。
特に高校生や大学生の方に多いのですが、文章が起承転結になっているんですね。
映画や漫画だと起承転結で良いのですが、仕事で書く文章は基本的に結論を一番最初にもってきます。
相手に『一番伝えたいテーマ』を先に話すことで、内容を理解してもらいやすくなるんですね。
それは志望動機も同じで、まず最初に結論を先に書きます。
その次にその動機を持った理由を書くというのが基本の型になります。
- 結論…私が貴社でアルバイトしたい理由は〇〇です。
- 理由…なぜなら〇〇だからです。
以上の3STEPが志望動機の書き方になります。
もう一度、3つのステップを確認しましょう。
- 何でもいいから志望理由を箇条書きにする
- 長く働けるか、真面目に働けるか、仲良く働けるか。この3つに書き換えられる志望理由をピックアップ
- 実際に書く時は結論⇒理由という順番にする
この手順を使っても志望理由が書けないときは裏ワザを使いましょう。
実際の例文も交えながら志望動機を書く裏ワザをお話ししますね。
飲食店アルバイトの志望動機が書けないときの裏ワザ3選と例文
- どうしても志望理由が書けない
- バイト先を選んだ理由なんて何も思いつかない
そんなときは裏ワザとして3つの方法をお話します。
最初の2つは真面目な方法ですが、最後の1つは正攻法ではありません。
ただどうしても困ったときに使える裏ワザと言えます。
① 飲食店に行ったことないなら実際にお客として接客を受けてみる
何も志望理由が思い浮かばないのは、バイト先での体験が少ないのが原因。
料理と同じで、料理は材料がないと作れませんよね。
その体験を増やすために手っ取り早いのが、応募するバイト先にお客としてお店に行くという方法。
実際にお客として接客を受けることで、お店の良いところを探し志望動機の理由にするという作戦です。
- 店内が清潔感がある
- 接客が元気がいい
- 料理がおいしい
- BGMのセンスがよくて食事の時間を楽しめる
- トイレもキレイ
- 他のお客さんも楽しそう
コツはあなたが主観で感じたことを志望動機にすること。
実際に体験したことを伝えたら説得力があるし、あなたが感じたことなので面接官はそれが正しいか確かめようがありません。
志望動機の材料集めのためにお客として来店するのはメチャクチャおすすめです。
先輩たちの志望動機の例文からヒントを得る【コピペはNG】
- 今すぐ履歴書を書かないといけない
- 個人の飲食店なので来店してバレるのが嫌
こんなときは別の場所から志望動機を書く材料を持ってきます。
それが例文。要は他の人が何て書いたかですね。
コピペはダメです。上っ面になるし、『ウソっぽいな』とか『ググったんだろうな』と思われてしまいます。
でも他の人の志望動機をヒントにして、自分流に書き換えれば大丈夫。
店内の落ち着いた雰囲気やBGM、細かい気配りや接客など、お客が心地よくすごせる配慮が素晴らしいです。
私も貴社で働く方と一緒に、お客様が落ち着いて過ごせる空間を提供したいです。
こちらのお店は、いつも明るく元気な接客をしてくださるので、私もここで働きたいと思いました。
未経験ですが、早く仕事を覚えてお役に立てるように頑張りたいです。
このお店のスタッフの方が丁寧な接客に感銘を受け、ぜひ私も接客を学びながら働きたいと思い応募しました。
上の例文集をもとに、どういうふうに志望動機を書けばいいかのヒントにしてください。
コピペはダメですよ。あくまで切り口というか、何をテーマに書くかのヒント探しに使いましょう。
【最終手段】志望動機なんてねいとき!志望動機の欄がない履歴書で書く
- どこでもいいと思って応募した
- どう頑張っても志望動機がかけない
そんなときは最終手段を使います。
それが『志望動機の欄がない履歴書』で書くという方法。
履歴書はいろいろなパターンがあります。
その中には志望理由の欄がない、または小さい用紙もあります。
例えばコンビニにあるアルバイト用の履歴書の中には志望動機の欄がないタイプが存在します。
(代わりにシフトなどの欄があったりします)
あとパソコンから印刷できるなら、以下のサイトの履歴書を使ってもいいですね。
転職サイトのdodaでは、いろいろな種類の履歴書があり、その中には履歴書がないタイプもありますよ。
公式サイト⇒dodaが用意している履歴書の一覧はこちら
飲食店のバイト用の履歴書作りで重要なのは志望動機を通して人柄が伝わるか
今回は飲食店でアルバイトしたいときの志望動機の書き方についてお話ししました。
まずはどんな理由でも良いので、バイト先を選んだ理由を箇条書きしていきます。
次に『面接官に好印象を持ってもらえる理由』をピックアップ。
選ぶコツは『長く、真面目に、仲良く働けるか』この3つを基準にします。
そして実際に書くときは結論を先に書きましょう。
志望動機の結論を書いて、次の行にそう思った理由や経緯を書きます。
もし以上の3STEPで書けない場合は、志望動機を書く体験が少ない可能性があります。
なので理想としてはお客としてお店を利用して『いいなぁ』と思ったことをメモして志望動機のネタに使います。
もし時間がないなら、他の人がどんな風に志望理由を書いたかを参考にします。
それでも書けないときは最終手段として『志望動機の欄がない履歴書』を手に入れて、それに記入して提出します。
あとは面接当日の雰囲気だったりマナーを守れば問題ナシ!
参考⇒飲食店の接客バイトに顔採用はある?ホールバイトの面接術
何度も言いますが、飲食店のアルバイト面接で志望理由は最重要ではありません。
面接官は履歴書や面接を通して、あなたが長く働いてくれるか、真面目に働いてくれるか、他のバイトと仲良くできるかを見ています。
その3つをクリアしているイメージを履歴書で伝えられたら、採用確率もグッと高まりますよ。